1月30日(土)午後2時から、広小路・朝日神社の境内で、鬼頭哲ブラスバンドの演奏が行われました。
鬼頭哲ブラスバンドは、名古屋を拠点に、今年で結成10周年を迎える総勢30人弱の大所帯バンド。今回は、25名ほどの出演者が、栄の喧噪にも寒さにもまけず、大音量で吹きまくり、大声で歌いまくりました!天気もよく、比較的暖かな日で、見上げると神社の境内の木々の間から澄み切った青空が広がる、このブラスバンドにもってこいのシチュエーションでした。
鬼頭ブラスバンドの醍醐味は、なんと言っても演奏するのはすべて鬼頭哲作曲のオリジナル曲ということ。そして、なんとも楽しそうに演奏するところ。静かに聞かせるところでは音楽に愛があふれている感じ、ノってきたらパワー炸裂!
100名以上集まったお客さんは、一緒にリズムを取って楽しみました。予定の40分の演奏終了後、拍手鳴りやまず、1曲のアンコール曲を披露。名残惜しまれる演奏でした。
(写真:すべて猪熊康夫)
愛知県内6カ所の会場で、現代美術の展覧会とダンスや音楽の公演を開催し、アートとの出会いをつくる催し「あいちアートの森―アートが開くあいちの未来」 。そのうち、1月24日に東栄町プロジェクトが、1月31日には広小路プロジェクトが終了しましたが、堀川プロジェクトは現在開催中。残る3カ所の会場はこれから始まります。引き続きご期待ください!
(A.F.)
1月26日に、栄SMBCパークにて岡登志子さん、中村恩恵さん、垣尾優さんのダンスと、
内橋和久さんの音楽による即興セッションの公演が行われました。
次の日に行う神戸公演と同じメンバーの公演なのに名古屋の公演は観覧無料!!
嬉しすぎます
満席になり、立ち見の方もいっぱいになりました

開演定刻になり、開演前アナウンスのあと、
音楽の内橋さんがおもむろに楽器の方へと歩いていきます。
そして、柔らかなサウンドがダキソフォンから響きだすと、
窓の外では垣尾さんが踊りだし、そこに中村恩恵さんのダンスが加わります。
窓越しに見えるお二人のダンスは、都会の雑踏と相反しながらも溶け込んでいきます。
街を行く人々は、その光景に思わず足を止めざるを得ないようです。
会場内に岡登志子さんが現れソロダンスが始まります。
次に中村さんも室内舞台に移動しソロが始まります。
さらにお二人のデュオ。
さらに垣尾さんの踊りも加わります。
振り付けされたわけではなく、即興でバラバラな動きのはずなのに、
震え、もがき、もだえながらも、耽美に...複雑に絡まり、渾然一体になる三人。
身体の[存在]は[無]へと向かっていきます。
会場に響き渡る内橋さんの不思議なサウンドはループしながら、
壊れ、再構築されていきながら展開していきます。
「無」から「構築」され「破壊」し、また「再構築」されていく音は、
全てが即興の空間にストーリーを紡いでいくようです。
内橋さんのギターと、世界に数台しか無いといわれるダキソフォンが相まって、
音の異次元空間、音のカオスに引きずり込まれます。
風の音、虫や鳥の鳴き声、水のような自然界の音、笑い声、弦楽合奏、破壊的なノイズにも聞こえ、
既存の楽器の枠組みを完全に越えています!
最後は三人のダンサー、音楽がそれぞれの[静寂]の中へ・・・
約45分の道程は[無の地点]にたどり着いたようです。
[無]の余韻の後大きな拍手が巻き起こりました。
公演が終わった後、内橋さんの周りに人だかりが!
内橋さんのお話を聞いてみたい、楽器を見てみたいという方に囲まれていました。
思ったよりもシンプルな機材と、ダキソフォンの不思議な造形に驚きました。
内橋さんの非常に興味深いお話も伺え、素晴らしい公演は幕を閉じました。
あいちアートの森では美術展示だけではなく、パフォーマンスイベントも数多く用意されています。
しかもほとんどが無料で観覧できます。
ぜひホームページやチラシをご確認のうえ、素晴らしい芸術体験を気軽に楽しんでください
http://www.aichiartnomori.com/
(Y.U.)
今回は、モーツァルト200メモリアルさんによる独唱、重唱でお楽しみいただきました。
コンサート当日の1月27日は、ちょうどヴォルフガング・A・モーツァルトの誕生日にあたり、コンサートタイトルも「モーツァルトの誕生日」。
折りしも8階ギャラリーにおいて「日展」開会式の直後でご覧になったお客様や大ローマ展のお客様も大勢お越しになり、大盛況の客席。

モーツァルト200メモリアル代表の熊崎さんの解説を交えながら、長谷川菊さん、瀧口恵理子さん(ソプラノ)、瀧沢博さん(バリトン)も木村曜子さんのピアノ伴奏で聴き応えのある独唱、重唱をご披露くださり、大勢のお客様も3人の美しい歌声にうっとり聴き入っておられました。

・曲目
Kv.578 コンサートアリア「Alma grande,e nobil core」
Kv.492 歌劇「フィガロの結婚」より(ベーレンライター新全集の表記によるNo.)
No.10 ″Non piu andrai ″
No.11 ″porgi amor qualche ristoro・・・ ″
No.14 Terzetto″susanna,or via sortite ″
No.17 Duettino ″Crudel! perche finora・・・″
Kv.596 歌曲集より ″Sehnsucht nach dem Frühlinge ″
実は、午前中のリハーサル時も、歌声に足を停めて、開演前の客席に腰を下ろされるお客様も多く、告知用のチラシもすぐになくなってしまったり、客席数より多めにご用意したプログラムも開演前に全て配り終えてしまうなど、うれしいハプニングも続出の第43回でした。
最後に熊崎さんがご用意してくださった「アヴェヴェルムコルプス」の楽譜を客席にお配りして、モーツァルト200メモリアルと一緒に唱和するというサプライズありで、出演者とお客様が一体となった楽しいコンサートで終了できました。
人が出入りするたびに冷たい外気が吹き込む会場の寒さに耐えながら熱演くださった出演者の皆様、静かに、かつ熱心にお聴きくださったお客様の皆様に改めて御礼を申し上げます。
次回第44回は、2月24日(水)午後0:15から30分間、「カルテットフリーセント」さんによる弦楽四重奏をお届けします。会場は、いつもと同じ2階フォーラム内ですが、北側スペースに変更となる場合がありますので、ご注意くださいね。
曲目は、弦楽四重奏曲第2番ニ長調K.155「ミラノ四重奏曲」(モーツァルト)、映画「ニューシネマパラダイス」より(モリコーネ)、オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲(マスカーニ)、「弦楽四重奏のためのイタリア風セレナード」(ヴォルフ)を予定。大ローマ展開催中ですが、選曲のキーワードも「イタリア」です♪どんな演奏を聴かせてくださるのでしょうか。♪
では、会場でお会いできることを楽しみに。
(文責:k.k)
当センターでは、 毎月第4水曜のお昼に無料のミニコンサート、フレッシュコンサートを開催しておりますが、今日は、この1月27日に出演予定の「モーツァルトメモリアル200」さんから、コンサートに向けてのコメントをいただきました。
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1月27日にフレッシュコンサートで演奏予定の「モーツァルトメモリアル200」の熊崎です。今回のコンサートの主題は「モーツァルトの誕生日」、そのモーツァルトについて、少しご紹介しますね。
W・A・モーツァルトは、1756年1月27日(火曜日)午後8時、オーストリア、ウイーンから317キロ離れたザルツブルク、ザルツッハ川のほとり、旧市庁舎のうしろゲトライデガッセ9の4階で産声をあげました。それからわずか35年の短い生涯に600数十曲という作品を生み出したすばらしい作曲家です。
母はアンナ・マリア、父はレオポルド。

父レオポルドはのちに「ヴァイオリン教本」を出版し、これは優れた音楽教育教材としてすでに18世紀当時、数ヶ国語に翻訳されるほどの音楽家でした。
モーツァルト4歳の時のお話を一つご紹介しましょう。
父 「なにしてるんだ?」
ヴォルフガング「いま、コンサートのピアノ曲を書いてるんだ」
(父が見ると、羽ペンで書いているものの、こぼしたインクのシミだらけの楽譜を書いています。)
父 「こりゃ難しいぞ!ヴォルフガング!」
ヴォルフガング「だからぼくコンサートの曲って言ったんだ。きちんと弾けるようになるまで練習しなきゃ!」
神童モーツァルトと言われていますが、こんな幼少の頃から、音楽が生活の一部となるほど練習を積み重ねていたんですね。子ども同士で遊んだことなどない少年時代だったかもしれません。幼い頃の肖像画は大人びていてその齢に見えない顔つきです。

余談ですが、モーツァルトの生誕地、ザルツブルグの郊外アニフには、20世紀クラシック音楽の巨匠カラヤンの家と墓もあります。
飛行機好きで知られたカラヤンは、航空機を利用して世界中を旅して演奏活動を展開する人生を送りました。カラヤンの家の左右の精悍な馬の門柱を眺めていると、一生を通して旅を繰り返したモーツァルトと何か共通するものすら感じるのは私だけでしょうか?
来る1月27日は、そんな巨匠たちに敬意をこめて演奏したいと思いますので、どうぞご期待ください!
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当日は、モーツァルト作曲のコンサートアリア「Alma grande,e nobil core」を始め、歌劇「フィガロの結婚」等よりソプラノとバリトンの美しい歌声をご披露いただける予定です。会場でお会いできるのを楽しみに!
(文責 K.K. )
12月から、愛知県内6ヶ所で始まった、現代美術展&パフォーマンス・プロジェクト「あいちアートの森」。
6カ所のうち、現在開催中なのが、広小路・東栄町・堀川プロジェクトです。皆様、もう現代美術展の展示はご覧くださいましたか?美術館や画廊のようなホワイトキューブではない展示会場で、それぞれ、建物の特徴を生かしての展示など、大変おもしろいので、ぜひお出かけくださいね
さて、パフォーマンスも見所・聴き所満載に開催します。
まずは、1月26日(火)19時から、SMBCパーク栄にて開催する、「ダンス&ミュージック即興セッション「即興45min. 無の地点」。
これは、出演者が、3名の優れたダンサー、岡登志子・中村恩恵・垣尾優が、ミュージシャン内橋和久と行う即興セッションです。あまり広くない会場なので、どんな風に踊るのか、とても気になるところです。
神戸や東京で行う、同じ公演はもちろん有料なのに、名古屋では無料でご覧いただけます。この機会をぜひお見逃し無く!!
SMBCパーク栄は、かつてロボットミュージアムのあったところで、三越名古屋栄店の北側です。
そして、もう1つは、1月30日(土)14時から、朝日神社にて、鬼頭哲ブラスバンドのコンサート。
名古屋を拠点に、オリジナル曲ばかりを演奏する元気なブラスバンドです。代表の鬼頭哲は、バリトンサックスの演奏者として国内外で活躍、「渋さ知らズ」や「東京中低域」といったグループのレギュラーメンバーとしても知られています。今回のブラスバンド・コンサートでは、25名以上が集合、栄の喧噪に負けない大音量で、寒さも吹き飛ばしてくれることでしょう。
こちらももちろん無料。朝日神社は丸善の北西側、中警察署栄交番の隣。約30分の公演は、屋外での立ち見となりますので、暖かくしてお出かけください!!
「あいちアートの森」詳細はこちら↓↓(あいちアートの森HP)
http://aichiartnomori.com/
堀川プロジェクト(2010年1月5日―3月7日)の情報は、
美術館ブログでもご覧いただけます
『まちあるき×アート』、 『テニスクラブ×アート』
(A.F.)
今回は、Blume(ブリューメ)さんによるフルート、オーボエ、ファゴット、クラリネットの四重奏でお楽しみいただきました。
フレッシュコンサートは、原則第4水曜開催なのですが、今月はちょうど天皇誕生日に当たり、翌日は偶然にも12月24日、クリスマスイブの開催となりました(開催日が祝日にあたると、コンサート開催に必要なスタッフ人員を確保できず、やむをえず順延等せざるを得ません。23日においでいただいたお客様、本当にごめんなさい)。
コンサートが始まって、しばらく演奏に聴き入っていたのですが、お客様が差し込んでくる日光がまぶしくて手をかざしたり、席を移動される方がいらっしゃるのに気づきました。どきっ。(事前の会場設営の際、スクリーンを降ろすかどうか迷ったスタッフもいたのですが、陽光射す明るい会場づくりを優先させたのでした。)といって演奏中にスクリーンを降ろしては機械音が響いて、却って演奏の邪魔になってしまいますし・・・。あらかじめスクリーンを降ろしておいた方がよかったのか・・・。反省
。
さて、そうこうするうちに、曲目は木管四重奏曲(Francaix)。演奏自体も4人の息をあわせて演奏するのも難しい、と説明されていらっしゃいましたが、軽妙なリズムの楽しい曲を素敵に演奏してくださいました。コンサートなどで人気の曲というのもうなずける楽しさでした
。
クリスマスイブの演奏ということで、エンディングにはクリスマスソングメドレーを演奏していただき、お客様はクリスマスムードに包まれて会場を後にされたことでしょう![]()
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・曲目
♪「ネバーエンディングストーリー 」(Forsey)
♪「ホールニューワールド」(Menken)
♪「涙そうそう」(Begin)
♪「この道」(山田耕作)
♪「木管4重奏曲」(Francaix)
♪ ディズニーソングメドレー
♪「エンターティナー」(Joplin)
♪ クリスマスソングメドレー
次回第43回は、2010年1月27日(水)(通常の第4水曜です。)午後0:15から30分間、「モーツァルト200」さんによる「モーツァルトの誕生日」(ソプラノ・バリトン)をお届けする予定です。曲目は、Kv.578 コンサートアリア「Alma grande,e nobil core」、Kv.492歌劇「フィガロの結婚」より"Non piu andrai","porgi amor qualche ristoro..."などの予定です。ちょうど1月27日はモーツァルトの誕生日にあたるとのこと。どんな歌声を聴かせてくださるのでしょうか。♪
では、会場でお会いできることを楽しみに。
(文責:k.k)
今回は、Klang Quartett(クランクカルテット)さんによるバイオリン、ヴィオラ、チェロの四重奏でお楽しみいただきました。
Klang Quartetさんは、愛知県立芸術大学の現役学生4人(第1バイオリンの加納さんは、院生)で今年の2月に結成されたばかりのカルテット。大学の授業を始めレッスンで一緒に日々研鑽を積んでいらっしゃいます。
今回のコンサートは、フレッシュコンサートとしては現役学生の演奏は久しぶりで、どんな演奏かとワクワクする気持ちでいっぱいでしたが、担当者のそんなひそかな期待を裏切らない、息の合った、ひたむきな演奏でした。
お客様の中には、「ラズモフスキー第3番」を聴くために、仕事を休んで来たという方もおみえで、フレッシュコンサートへの期待の高さを実感でき、スタッフ一同の励みともなりました。お客様がお書きくださったアンケート結果を今回少しだけご紹介しましょう。
『ハッピーバースデー変奏曲が面白かった』
『弦楽四重奏を生で聴いたことがなかったが、とてもよかった』
『弦楽四重奏が大好き』
『ベートーベンが大好き。やっぱり生演奏はさらに素晴らしかった』
ちなみに、担当者自身は、と申しますと、どの曲も楽しませていただきましたが、最後の「ラズモフスキー第3番」の第4楽章のテンポの速い辺りがとりわけ大好きで、リハ分も含めて2回聴けて正に役得でした
。
実は、6月にフレッシュコンサート出演者募集のため、県内音楽大学に直接チラシを送らせていただいたのですが、Klang Quartettさんはそのチラシをみてご応募いただいたと当日お聞きしました。スタッフとしてはそのことも嬉しかったですね!![]()
・曲目
♪弦楽四重奏曲第17番「セレナーデ」より第2楽章(ハイドン)
♪ハッピーバースデー変奏曲(P.ハイドリヒ)
♪弦楽四重奏曲「ラズモフスキー第3番」より第1・3・4楽章(ベートーヴェン)
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次回第42回は、2009年12月24日(木)(通常の第4水曜ではなく、第4木曜
ですので、くれぐれもお間違えのないよう願います。偶然ですが、X'masイブですね
)午後0:15から30分間、「Blume(ブリューメ)」さんによる木管四重奏をお届けする予定です。曲目は「木管4重奏曲」(Francaix)、「エンターティナー」(Joplin)、「ホールニューワールド」(Menken)、「この道」( 山田耕作)、「涙そうそう」(Begin)、「ネバーエンディングストーリー 」(Forsey)、そしてクリスマスソングメドレーの予定です。彼女たちも愛知県立芸術大学をこの春ご卒業されたばかりとのこと。どんな演奏を聴かせてくださるのでしょうか。♪
では、会場でお会いできることを楽しみに。
(文責:k.k)
10月31日に行われた長者町パフォーミング街をご紹介します。
来年行われる『あいちトリエンナーレ2010』のプレイベントとして、
トリエンナーレ会場の一つである<名古屋市 長者町地区>の様々な場所を舞台にし、
ダンサーやミュージシャンが、同時多発的にパフォーマンスを繰り広げました!
トップバッターは「めんどルズ×THE PONDORS」
モリリン(株)の荷受所という繊維街独特な雰囲気の中で、
まずはTHE PONDORSがオリジナル楽曲を披露。
観客の皆さんも、段々と世界感に溶け込んできた頃、
めんどルズがそれに合わせて踊りだします。
レトロな雰囲気とダンスが調和し、不思議で楽しい空間です。
同時に、オープンしたての画廊STANDING PINE cubeにて、
「鈴村由紀」らが、太鼓や、声に合わせて、即興ダンスで魅せます。
男性顔負けの激しさは観客の皆さんも感心していました。
次は「魂宮時(タクジ)」。
ストリート出身ながらも、優しさや繊細さを兼ね備えた耽美なダンサー。
豊島ビル公開空地を舞台に、音も使わず、舞台装置も使わず、
まさにダンスのみで観客の心をつかんで離さないといったところです。
舞台をモリリン(株)荷受場に戻し、「afterimage(アフターイマージュ)」の公演です。
この男性だけのダンスカンパニーは、面白さ、いわゆるお笑い的要素も散りばめながら、
「キモチイイダンス」を提供し、お客さんは笑いながら、
afterimageワールドにはまっていました。
再び画廊STANDING PINE cubeでは、「コマツアイ」が生ギターと、
詩の朗読に合わせて、切なく優しいダンスを踊っていました。
寂しさの中に温かさを感じる作品が印象的でした。
そんな中、長者町の路上では謎の白塗り男「二足歩行クララ」が出現!
音の鳴る小さな車イスを曳きながら、あの名作のあのシーンをオマージュしたり、
アコーディオンとセッションしたりと、街をゆく人たちは不思議な踊りに驚きながらも、段々とその周りには人だかりが溢れていきました。
ゑびすビルパート?屋上では「CAKRA DANCE COMPANY」の公演がありました。
彼ら「CAKRA DANCE COMPANY」は現役のストリートダンサーでありながら、
前衛的な作品を提供し続けている舞踊団。
最初は人形のように微動だにしないダンサーが、観客の拍手をきっかけに踊りだすのですが、なぜか彼らが動く度に体から機械音がし、いくつかのビルに潜んでいた10人くらいのダンサーが徐々に掛け合いながら、群舞になり終わるという、時空の狂ったような、近未来的な作品に拍手が止まりませんでした。
場所は戻って豊島ビル 公開空地。
「田中三奈代」は布を使ったり、三味線とコラボレーションしたり、
さらには、お客さんを巻き込んでと、楽しいダンスをこれでもかというくらい魅せてくれます!
しかもその会場には、あのパフォーマンス・インスタレーション集団「クロノズ」が!
存在するだけでも異質な雰囲気が漂ってます。
最後は、東京からのゲスト「東野祥子×カジワラトシオ」
お二人とも世界からも注目を浴びるパフォーマーだけあって、
会場のモリリン?荷受場は、音、照明、演出、そしてダンス・・・
全てが今までとは全く違う雰囲気に!
エレベータ、トラック、蛍光灯など、その場にある【モノ】も、
即興で【舞台効果】に変えてしまうそのセンスは、さすが一流の表現者!と感服してしまいました。
その退廃的な狂気をも含んだような耽美な舞台に、観客の皆さんも心を奪われたように
見入っていました。
全ての演目が終わった後、出演者の皆さんで即興セッションが行われました。
ミュージシャンとダンサーが渾然一体となり、不思議で楽しい雰囲気で、
【長者町パフォーミング街(どおり)】は締めくくられました。
『レトロ×コンテンポラリー』というコンセプトのもと、
[懐古]的な長者町に、[同時代]性のパフォーマンスはぴったりマッチしていました。
あいちトリエンナーレ2010に向けて、長者町や、ダンスの魅力を再発見することができました!
(文中の呼称は敬称略です)
(Y.U.)
今回は、Noirさんによるクラリネット、バスクラリネット、ピアノ(電子ピアノですが)、コントラバスの四重奏でお楽しみいただきました。
NOIRさんは、名古屋ウィンドシンフォニーのメンバー4人(クラリネットの三浦幸二さんが名古屋ウィンドシンフォニーの代表)で結成されたカルテット。それぞれが東海地方を拠点として、さまざまな演奏活動を展開されていらっしゃいます。
バスクラリネットとコントラバスは、アンサンブルの中ではメロディーラインを奏でることは少ない楽器だそうですが、当日の演奏では、バスクラリネットやコントラバスもソロを演奏し、その素敵な低音に客席の皆様も聴き入っておられました
。
実はコンサート当日には大ホールで2時から他の公演が開催予定で、その当日券引換えがちょうど演奏真っ最中の12時半!?そんなわけで始まる前からフレッシュコンサート会場の隣、大ホール前は大勢のお客様方で混雑していました。トラブルがあっては大変なので、大ホール公演の主催者側の担当者と連絡をとったり、コンサートの前にお客様に事前アナウンスをしたり、とハラハラドキドキでした。NOIRさんの堂々とした演奏に、客席の皆様が次第に集中していく様子をみて、救われた思いのスタッフ一同でした。
ごく一部ですが、演奏途中の私語や途中退席もあり、目に余るものはスタッフからご注意を申し上げましたが、コンサートは演奏者とお客様の両者で作るものなのだぁと改めて実感するとともに、公開空間で開くコンサートでお客様にどこまでご協力をいただけるのか、コンサート担当1年目の担当者はまだまだ悩めるところです
。
・曲目
♪エスクアロ (A・ピアソラ)
♪ア・ホール・ニュー・ワールド (A・メンケン )
♪ハンガリア舞曲第6番 (ブラームス)
♪私のお気に入り (R・ロジャース)
♪リベルタンゴ (A・ピアソラ)
♪川の流れのように
次回第41回は、2009年11月25日(水)(いつもどおり第4水曜です。)午後0:15から30分間、「Klang Quartett」による弦楽四重奏をお届けする予定です。曲目は「弦楽四重奏曲第17番「セレナーデ」より第2楽章」(ハイドン)「ハッピーバースデー変奏曲」(P.ハイドリヒ)などの予定です。彼女たちは、全員県内音楽大学の現役学生とのこと。若さあふれる演奏を期待してます♪
では、会場でお会いできることを楽しみに
。
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先日このブログでも紹介した、「あいちトリエンナーレ2010」プレイベント「長者町プロジェクト2009」。すでに現代美術作品の展覧会は始まっていますが、1日だけのパフォーマンス・イベント「長者町パフォーミング街」が今週土曜日開催です!
すでに、現地でのリハーサルが進んでいますが、その1つ、ギャラリーでのパフォーマンスを紹介します。会場となるのは、ゑびすビルPART2の3階に新しくオープンしたギャラリー、スタンディングパインキューブです。現在ここでは、「田口健太展 “はじまり”」が開催されていますが、10/31にはこの場所で、ふたつのパフォーマンスを行います。
リハーサルを行ったのは、「コマツアイ(ダンス)×Rolling由里子(朗読)×山田亮(音楽)」のコラボレーション。写真と絵画が融合した作品に囲まれた空間のなかで、緊張感にあふれた、言葉と音と動きによる時間を紡ぎます。
このパフォーマンス、会場が狭いため、30人の入場制限がありますが、2回公演を行います。
もう一つ、鈴村由紀、杉町明子のダンスと依田拓、松井アミの音楽によるコラボもあり。
ほかの会場も含めて、当日は全部で9つのパフォーマンスが展開。加えてサプライズもあり!
ということで、ぶらぶら街歩きをかねて、ぜひぜひご来場ください!!入場無料です。
詳細はhttp://aichitriennale.jp/chojamachi/
お問い合わせ:あいちトリエンナーレ実行委員会事務局
(A.F)
今回は、小室真理さんによるインドの古典楽器『サントゥール』の演奏でお楽しみいただきました。
前回の「トーンチャイム」という楽器も担当者自身初めてでしたが、今回の「サントゥール」という楽器も初めて知りました(珍しい楽器を間近にすることができて、役得ですね♪)。北インド・カシミールの百弦琴で、台形の共鳴箱に張られた弦を2本の細いバチでたたいて音色を奏でます(下の写真を見てくださいね。)。その独特の旋律を聴いていると、まるでインドにいるような錯覚に陥りそうでした。
演奏された小室さんは、すらりとした長身に、インドの民族衣装サリー、額にビンディー(額の真ん中の小さな印みたいなアクセサリーですね。)といったいでたちで、とてもエキゾチックな雰囲気(演奏の前にはインド風に両手を合わせて礼をされてました。)を醸し出し、平台の上に座ってひざの上にサントゥールを置いて演奏される姿は、本当に素敵でした
(演奏中の写真は、当センターHPでご覧くださいね。)
舞台設営面では、今回、床に直に座って演奏されるということで(小室さんの要望もあって)、初めて平台をご用意しました(施設課のスタッフや愛知県舞台運営事業共同組合のみなさんの全面的なご協力で実現できました。この場を借りて、『ありがとうございます!!』)。サントゥールが奏でる音色を拾うマイクの位置も、微妙な調節を繰り返してセッティング。その甲斐あって、無事、サントゥールの音色をお客様にお届けすることができました。ほっ![]()
・曲目
♪ラーガ・マドゥヴァンティ ― Glorious Afternoon Dream ―
「ラーガ・マドゥヴァンティ」は、午後のラーガ、という意味だそうです。北インドの古典音楽では、作曲された「曲」の演奏というスタイルではなく、「ラーガ」と呼ばれる、旋律、特徴的な音の配列、強調される音、演奏される時間 季節、表現される感情などに関する規則に基づいて、演奏者が即興で音楽を奏でてゆくものだそうです。今回のフレッシュコンサートで行なわれた演奏は、まさに今回限りのものだったんですね。![]()
次回第40回は、2009年10月28日(水)(次回は第4水曜です。)午後0:15から30分間、「NOIR」によるクラリネット、バスクラリネット、コントラバス、電子ピアノによる演奏をお届けする予定です。曲目は「エスクアロ」「ハンガリア舞曲第6番」「リベルタンゴ」他で、ピアソラの曲が2曲も入っていて、タンゴの名曲がとても楽しみですね。
では、会場でお会いできることを楽しみに
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10月10日(土)15:30-19:30、愛知県芸術劇場小ホールにて、第4回AACサウンドパフォーマンス道場本公演を開催します。
このブログでも、何度もお伝えしてきた、AACサウンドパフォーマンス道場。7月の書類選考で入選となった4組のアーティストの作品が、「アーティストのための舞台技術セミナー(8/21)」「プレゼンテーション1(8/22)」、「プレゼンテーション2」という“ブラッシュアップ・プログラム”を経て、とうとう完成し、舞台で上演されます。
今日の午前中、小ホールではまず全体に関わる舞台作りが行われました。今回は舞台を広く、客席の方に張り出して使います。客席は、一部取り払い、階段状に組み直しました。
午後からは、各アーティストごとにリハーサルを行います。
groove transformiste-INTER-DISCIPLINE;INTO-MUSIC-【グルーヴ・トランスフォルミスト―インター・ディシプリン;イントゥ・ミュージック―】 。
西洋の芸術音楽の書法を踏まえた作曲音楽を主軸に、プログラミングされた電子音響、音と関係/無関係の間を揺れる映像と身体パフォーマンスにより、21世紀初頭現在の超領域的なパフォーマンス作品を目指します。ピアノ2台、オーボエ、サックス、チェロ、ヴィヴラフォン、銅鑼、電子音響、映像、ダンスと盛りだくさんのパフォーマンス。
池田拓実『テーブルの音楽(Table Music)』。
テーブル上に物を置いたり並べ替えたりする行為を映像で映しますが、置かれた物はちょうどそれが隠れる大きさの四角ですぐに覆われ見えなくなります。置いた時に出た音は録音され、加工され、合成され、どんどん変わります。物の位置、大きさ、色によって音色等が確定・変化。物と関わる行為そのものが、音になるパフォーマンス。

Craftwife【クラフトワイフ】『クラフトワイフのコンサート』。
音響合成プログラム言語SupreColliderで自作したソフトウェアを、iPhone片手にコントロールします。幕に映し出された大きな映像と、リアルな身体。メディアと知覚をテーマに「作ることーcraft」の精神を尊重したパフォーマンス。
coup d'etats【クーデターズ】『Frictional noise』。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)からインスピレーションを得たキャラクターによる、身体感覚を重要視した、音・映像・描画が融合した即興のノイズ・アクションペインティング。白い紙に大きく描かれた曼荼羅もしくは植物を思わせる絵画状の電気回路の上で、描いたり、刀を突き立てたりすることでノイズを発します。
ほかに、昨年、第3回AACサウンドパフォーマンス道場の優秀賞受賞者による、改訂再演もあります。
OO【オゥオゥ】 「object/process」
「音楽のライブ空間におけるリアリティー」というコンセプトに基づく作品。作品は、声楽のレッスンという形のようですが、その実態は・・・!?
鈴木悦久 「Adagio for Disklavier 自動演奏ピアノのためのアダージオ」
自動演奏ピアノと演奏者による、共演作品。今回の曲では、鍵盤を使ったパズルを解いていくそうです。はたしてどんな曲になるのでしょうか?!
入場料は1,000円。若いアーティストたちの新しい作品にぜひ出会いに来てください!ご来場お待ちしています。
チケット取扱い
チケットぴあ:0570-02-9999 Pコード:333-502
愛知芸術文化センタープレイガイド:052-972-0430
(A.F)
来年2010年8月21日から10月31日まで「あいちトリエンナーレ2010」が開催されることを、皆様はご存じでしょうか?テーマは「都市の祝祭 Arts and Cities」。愛知芸術文化センターでの現代美術展と、舞台芸術やオペラの公演。そして名古屋市美術館での現代美術展に加えて、まちの中にもアートが広がっていこうとしています。そこで注目されているのが、愛知芸術文化センターと名古屋市美術館の両会場からも歩いてすぐの長者町地区です。
来年の開催に向けて、今年はプレイベントとして「長者町プロジェクト2009」が行われます。現代美術作品の展示がメインのプロジェクトですが、そのなかで1日だけ、パフォーマンス・イベント「長者町パフォーミング街」を開催します!
会場となるのは、普段は繊維卸会社として操業しているビルの荷受場だったり、公開空地だったり、ビルの屋上だったり。劇場とは全く異なる、まさに「まちなか」でのパフォーマンスが展開します。
9月25日(金)と28日(月)には、メイン会場となる、モリリン株式会社名古屋支店の荷受場で、舞台監督や出演者のダンサーや音楽家が下見を行いました。
劇場じゃない、という条件を逆手にとって、もともとそこに置かれている幌付きトラックや、ローラー付きの荷台を使った演出案が飛び出し、私たちスタッフもびっくり!まだ何ができるか、どんな風にできるか、手探り状態ですが、これからどんどん詰めていきます。
(↑左から、舞台監督さん、ミュージシャンのカジワラトシオさん、
ダンサーの東野祥子さん)
「長者町プロジェクト2009」は、10月10日(土)から11月15日(日)まで。そしてパフォーマンス・イベントの「長者町パフォーミング街」は10月31日(土)13:00から15:30に開催します。これが来年のトリエンナーレにつながっていきます。 入場無料。お楽しみに!!
(A.F.)
9月10日(木)18:00-21:00、AACサウンドパフォーマンス道場プレゼンテーション2を行いました。
AACサウンドパフォーマンス道場は、愛知県が行っている若手アーティスト育成プログラムの1つで、7月の書類選考で入選となった4組のアーティストに、小ホールで作品上演の機会をつくり、その費用を負担します。加えて、このプロジェクトの特徴は、本公演に向けて、「アーティストのための舞台技術セミナー(8/21)」「プレゼンテーション1(8/22)」、そして今回の「プレゼンテーション2」という“ブラッシュアップ・プログラム”を経ていくことで、作品をより完成されたものへと作り込んでいくこと。(それぞれの様子はすでにブログにアップしてきましたので、ぜひあわせてお読みくださいね)
今回のプレゼンテーション2の会場は、本公演(10/10)と同じ、愛知県芸術劇場小ホールです。そのため、催しは、テスト上演とそれに対する選考員のコメントという形になりました。
本公演に至るまでにプレゼンテーションを重ねて、余分な部分をそぎ落としたり、構成を変更したり、別の演出を付け加えたりするところは、文章の推敲に似ているかもしれません
たとえばダンス公演の場合、止め通し稽古や通し稽古などのリハーサルで演出家や振付家がパフォーマーや舞台技術にダメ出しし、次の稽古のときには修正がなされ、本番に向けて急ピッチで創り込んで行きます。こうした作業を行えば行うほど、作品が締まって、完成度が上がります。 しかし、音楽を中心とした公演では、その時間や機会がなかなか持てないのが実情で、若いアーティストにはこうした経験のない人も多いと思います。道場では、作品創り自体に時間をかけ、そうした経験も積んでもらいたいと思っています。
今回、プレゼンテーション2では、すべてのアーティストの上演がプレゼンテーション1から飛躍的に形となって現れてきました!そして限られた時間の中で舞台監督や音響、照明スタッフとも打ち合わせが進みました

最初は、Craftwife【クラフトワイフ】による 『Craftwife』。幕に映し出された大きな映像と、リアルな身体。プレゼンテーション1の時に指摘された「奥行き感」という課題を、紗幕の向こう側にパフォーマーがたたずむシーンから始まることで、みごとにクリアーしていました。ミニスカートをはいたパフォーマーが高い台に乗って体を揺らしてリズムを取りながらiPhoneを操作するテクノポップサウンドは、これまでのAACサウンドパフォーマンス道場には登場しなかったポップなパフォーマンス。その裏に、コピー/リアルやwifeという立場の問題が見え隠れしています。
2組目は、coup d'etats【クーデターズ】による 『Frictional noise』。舞台上の白い紙に大きく描かれた曼荼羅もしくは植物を思わせるイラストは、鉛筆で描かれているため、パフォーマーの足や手は動きを重ねるたびに黒く泥がついたように汚れていきます。荒々しい息づかいの音と、一方でゆっくりとスローモーションのように動く映像は、とても迫力があり、イラストの上で、パフォーマーがひきずるたくさんのケーブルは、まるで血管のように、あるいは虫がうごめいた軌跡のように見えました。今回は衣装なしでしたが、本公演では白の衣装を用いるとのこと。パフォーマンス、映像のスイッチング、音のそれぞれの構成がこれからどうなっていくのか、楽しみです。
そして、groove transformiste-INTER-DISCIPLINE;INTO-MUSIC-【グルーヴ・トランスフォルミスト―インター・ディシプリン;イントゥ・ミュージック―】 。今回なんと8名もの出演者、スタッフが(その多くが東京から)参加しました。本公演ではさらに2名増え、合計10名の大所帯のグループになる予定です。今回は、ピアノ2台、オーボエ、打楽器に電子音響が加えられ、音は非常に表情豊か。強い緊張感があります。さらに映像、ダンサー2名も加わり、作品の全体像が見えてきました。今後は、この豊饒な要素がどのように整理されるのか、期待が高まります。
最後は、池田拓実による『テーブルの音楽(Table Music)』。テーブル上に物を置いたり並べ替えたりする行為を映像で映しますが、置かれたものはちょうどそれが隠れる大きさの四角ですぐに覆われて見えなくなってしまいます。置いた時に出た音は録音され、加工され、合成され、どんどん変わります。プレゼンテーション1では机の上で行われるパフォーマーの手元と後ろに映された映像の両方を見比べることもできましたが、小ホールのように空間が広がると、もうパフォーマーの手元にはなかなか目が行きません。空間バランスと、物を置く手順や構成が、作品の仕上がりに大きく関わってくることは間違いないようです。
いかがですか?おもしろそう!と感じた作品はありましたか?一言で「サウンドパフォーマンス―音を用いたパフォーマンス」と言っても、その表現は本当に様々です。それが現代の音楽を取り巻くアートの一つの姿であり、このサウンドパフォーマンス道場のおもしろさの一つでもあります。
10月10日の本公演では、観客の投票によって「オーディエンス賞」を決定します。ぜひ皆さんも気に入った作品に1票を投じてください。そして、選考委員が公開審査によって決定する優秀賞とのちがい、共通点も探してみてください。入場料は1,000円です。ただいま前売り券発売中!実は今回客席はかなり限られます。ぜひお早めにお買い求めください!!ご来場お待ちしています
8月22日(土)16:30-21:00、AACサウンドパフォーマンス道場プレゼンテーション1が行われました。会場は、新栄にある、カフェ・パルル。書類選考で入選となった4組のアーティスト自身が、直接自分の作品について説明し、作品の一部をデモンストレーションしました。飲み物片手に、長時間、入選者のプレゼンテーションに聞き入り、意見を交わしました。
最初は、Craftwife【クラフトワイフ】による 『Craftwife』。名前から推測されるように、このグループは、ドイツのテクノポップ・グループ、「Kraftwerkクラフトワーク」を意識したグループで、iPhoneを片手に演奏します。もちろんコピーバンドではありません。wife(妻)なのです。どこまでがコピーでどこからがオリジナルなのか。wife?女性としてのパフォーマンスとは?そのあたりを考えさせる/あるいは全く考えさせないほど楽しいパフォーマンスになりそうです。
2組目は、coup d'etats【クーデターズ】による 『Frictional noise』。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)からインスピレーションを得たキャラクターに扮し、曼荼羅のように描かれたイラストの上で、ノイズ・アクションペインティングを行います。鉛筆の芯に含まれる黒鉛が電気を通すことから、そこから描画を音に変換。日本刀(金属)を、小道具兼音を発する楽器(?)として用いる、ガスマスクに取り付けた小型カメラでパフォーマーの手元を映像に写し、ガスマスクに仕込んだマイクでパフォーマーの喘ぎをリアルに伝えるなど、視覚的にも聴覚的にも、ものすごくユニークでインパクトの強いパフォーマンスのようです。
そして、非常に長い名前のグループ、groove transformiste-INTER-DISCIPLINE;INTO-MUSIC-【グルーヴ・トランスフォルミスト―インター・ディシプリン;イントゥ・ミュージック―】 。東京芸術大学大学院などに在学中のメンバーによるこのグループは、生楽器による作曲された音楽の演奏に、電子音響を融合させ、さらに映像と身体パフォーマンスなどを加えて、21世紀初頭現在の超領域的なパフォーマンス作品を目指しています。4企画のなかで、最も、いわゆる「現代音楽」っぽい作品ですが、プレゼンテーションでは、断片しか紹介されず、次回どうなるかが期待されます。
最後は、池田拓実さんによる『テーブルの音楽(Table Music)』。テーブルを真上から監視するカメラとテーブル付近の音を拾うマイク用いて、テーブル上に物を置いたり並べ替えたりする行為から加工音や合成音を発するパフォーマンス。作品名から、18世紀ドイツの作曲家テレマンの有名な作品集「食卓の音楽(ターフェルムジーク)」を思い出す人もいらっしゃるかもしれません。しかし、宮廷の宴席で好んで演奏された室内楽という「ターフェルムジーク」とは全く違った、現代的な音によるパフォーマンスになりそうでした。
これらの作品は、第2回のプレゼンテーションの時には、またさらなる発展した姿へと進んでゆきます。ぜひその過程を見に来てください!プレゼンテーションはすべて無料です!!
(A.F)
8/21(金)17:00-20:00 「アーティストのための舞台技術セミナー」を開催しました。このセミナーの目的は、アーティストや舞台機構に興味を持つ一般の人に、愛知県芸術劇場小ホールの機能や舞台技術の基礎知識を具体的に伝えることです。音楽やダンスや演劇などに関わるアーティストや企画者、主催者が、こうした知識を得ることで、作品の創作や公演を行うのに役立ててもらおうという意図がありました。
毎年1回、今年で4回目の開催ですが、年々受講者が増えています。内容は少しずつ改善を加えています。今年は73名の方が受講されました。
まず、小ホールの舞台機構を動かし、舞台やバトンを実際に昇降させてみました。
そして、舞台についての基礎知識のお話。たとえば、長さの単位はメートル法ではありません。なんと、尺間法なのです。講師の横にあるのは、平台というよく使われる台で、様々な大きさがありますが、この台はサブロクと呼ばれます。なぜなら長さが3尺×6尺、つまり約90センチ×約180センチ、畳1枚の大きさです。このように、日本の劇場の場合、かつての芝居小屋からの伝統と、西洋の劇場の歴史を受け継ぐ装置や言葉、そして、現代のコンピュータ制御によるテクノロジーが合体しているのです!! 

また小ホールは客席を様々な形に設けることが出来ます。そこで今回受講者の方には客席の設置を少し体験していただきました。
舞台の次は、照明。光が3原色で出来ており、赤・緑・青を重ねると白い光になることを実演(写真1)。同じ人物に当てても光の当たる方向によって影の出来方が異なり、ずいぶん見え方やイメージが違うことや(写真2)、フィルターを用いて様々な形の光をつくり出せることも、実演しました(写真3)。さらに照明を吊り込むキャットウォークに、ヘルメットと安全帯をつけて上がってみました(写真4)。
最後は、音響について。多種類のマイクについての解説や、小ホールの色々な場所に設置されたスピーカーから音を出してみての聞こえ方の違いなどを体験していただきました。
講師:高橋誠、福井孝子、大坂正晴(愛知県舞台運営事業協同組合)
(A.F)
8月22日(土)、AACサウンドパフォーマンス道場プレゼンテーション1が行われます。先日の書類選考で入選となった4組の作品案。実は、選考の基準は、作品の完成度、ではなく、どれだけ発展性があるか、プランをいいものに実現させられるだけの力があるか、でした。なので、入選作品案はこれからどんどんと変わっていきます。このプログラムのおもしろさの一つは、作品が創られる過程を垣間見ることにあります。
プレゼンテーションでは、まず、若いアーティスト自身に、直接自分の作品について説明してもらいます。作品の一部をデモンストレーション的に上演していただく場合もあります。どうやって作品を創っているのか。何を表現したいと考えているのか。ぜひ直接聞いて、会場にいらしたお客様もどしどし質問してください!「観客の視点」。それはとても大事なことなのに、往々にして抜け落ちることが多いです。自分(たち)の表現したいことと観客の視点の交差点をどこに見つけられるか、それは一つのポイントでしょう。
(第1回道場のプレゼン1の様子。作品の一部をデモンストレーションしています。)
そして、先輩アーティストである選考委員がするどい質問を投げかけていきます。「こうした方がいい」とは言いません。「どうしたい?」「なぜそうしようと考えているのか?」「この点を考えてみたか?」入選者自身がどう発展させていくべきか、答えを見つけていくようにアドバイスしたり、課題を整理したりしてゆきます。
選考委員や観客からの質問に答えます。異なる視点からの意見は作品を再考するきっかけになります。
そうして第2回のプレゼンテーションの時には、またさらなる発展した姿の作品へと進んでゆきます。ぜひその過程を見に来てください!プレゼンテーションはすべて無料です!!
(A.F)
6/1から7/10まで公募された、第4回AACサウンドパフォーマンス道場の作品企画案。本日、選考委員会が開催されて、ただいま選考会議中です!!

応募者のプレゼンテーション資料はあらかじめ各委員に送付されてあり、会議では、まず一人ひとりの応募者のプレゼンテーション資料と、資料映像や資料音を丹念に見て、つき合わせながら、この応募者のコンセプト、今回やりたいこと、今回の作品の一番ポイント、などを確認しながら、それぞれの委員が意見を述べていきます。プレゼンテーション資料ではわかりにくかった表現の細かなやり方も、ビデオをみて、ああこうやってるんだ、ということを言い合いながら、まずは応募者がどんなサウンドパフォーマンスをやりたいか、やろうとしているのかを確認します。
そのあとで、各委員が入選と思う作品案をあげてゆき、徐々に4案に絞り込みます。毎年、レベルが高く、とても4案に絞り込むのに時間がかかります。それぞれの委員が、なぜその作品案を入選としたいのか、どちらを入選にしたほうがいいのか、徹底的に議論します。
今年も、かなりレベルが高く、僅差で入選と落選が決まりそうです。結果は、7月31日、ウェブサイト上で発表します。
お楽しみに!
(A.F)
35回目を迎えた今回は、奥村陽子さんのアルパ演奏でお楽しみいただきました。いかがでしたでしょうか。
アルパは、別名をインディアンハープとも言い、南米を代表する民族楽器(「アルパ」という名前自体、ハープのスペイン語読みが語源だとのこと。)です。クラシックギターに似た美しい音色と華やかな演奏、人柄がにじみでるあたたかいトークに、お越しいただいた大勢のお客様には十分お楽しみいただけたのではないかと思います。
奥村さんが今回演奏されたアルパは、本場パラグアイで購入されたもの(あの美しい民族衣装も!
)だそうです。とても美しい彫刻が施されていて、とても大切に扱っていらっしゃいました(修理などする場合、国内に対応できるところがないため、パラグアイまで送ってお願いするのだそうです)。
少しだけ触らせていただいたのですが、見た目よりもずっと軽いのですね。重そうにみえる下部に穴が開いていて(中は空洞!)、アルパの音色は、そこから出てくるので、今回、マイクをほとんど床置き状態にしてアルパの音色を拾いました
。
演奏終了後には奥村さんとアルパを取り囲んで、二重三重の人の輪ができ、楽器について質問されたり、美しい民族衣装に触れたりされたのですが、人の輪はなかなか途切れることがなく、お客様が今回の演奏でアルパという楽器とその演奏へ強く興味をかきたてられたことを感じました。![]()
・曲目
♪ジェガーダ(到着)
♪カスカーダ(滝)
♪コンドルは飛んでいく
♪浜辺の歌―ふるさと―夏の思い出
♪コーヒールンバ
次回第36回は、2009年6月24日(水)午後0:15から30分間、新田尚美さんによるピアノソロ(電子ピアノ)演奏をお届けする予定です。曲目はNHK大河ドラマの「天地人―メインテーマ」、「旅の夜風―映画愛染かつらより―」、「モルダウ」など。親しみやすい曲で、楽しいコンサートになりそうです。スタッフ一同も楽しみです
では、会場でお会いできることを楽しみに
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(k.k)
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「AACサウンドパフォーマンス道場」は、作品の企画案を公募し、優秀な作品を書類選考、入選作品を小ホールで上演してもらうプロジェクトです。単に優劣を決めるのではなく、制作費の補助やブラッシュアップ・プログラムなど、若いアーティストを応援し、作品を磨き上げることを重視するユニークなコンペティションです。
(*AACはAichi Arts Center(愛知芸術文化センター)を意味します。)
↑ブラッシュアッププログラムでのプレゼンテーション1
今年で第4回を迎えるこのプロジェクト。募集する作品は、「サウンドパフォーマンス」です。そもそも「サウンドパフォーマンス」って一体なに?と思われるかもしれません。
サウンドパフォーマンス ―音を使ったパフォーミング・アート― は、古くて新しいアートです。音楽やダンスは人類の歴史と重なる長い歴史をもち、一方で近年はメディア・テクノロジーを融合させた新しい可能性が無限に広がっています。そこで、あえて条件を「音が作品の重要な要素であること」と「舞台に人間の身体そのものが登場するパフォーマンスであること」の2点とし、それを満たせばどんな形でもOKとしています。
例えば、第1回に入賞した、山口崇洋「音響書道 ― Sound Calligraphy」。筆や紙にセンサーを取り付け、「書」を書く時の音が響く作品です。紙に墨が垂れる音、筆が紙に乗ったときの音、筆使い、パフォーマーが動く音などが、加工されて劇場内に響きわたりました。
第2回にオーディエンス賞を受賞した、安野太郎「音楽映画第三番(名古屋) 世界は律動でできている」は、舞台いっぱいに名古屋の様々な場所の風景を次々に映し出し、パフォーマーが目に入ったものの名前や状況を読み上げます。早口で繰り返したり、時にはゆーっくりと語るなど、言葉だけなのにリズム感があり、さらには前に読み上げた声がオーバーラップして、とても複雑な音の層ができあがりました。
そして第3回で優秀賞を受賞した鈴木悦久「自動演奏ピアノのための組曲 ― Chromatic scale variation ― 」。音はピアノだけで、音階などシンプルな曲ですが、演奏するのはピアニストとピアノ自身。ピアノとパフォーマーが、お互い弾き比べたり聞き合ったり、様子をうかがいながら演奏します。実は、ピアノとピアニストはあるゲームで勝負をしているという作品でした。
いかがですか?今までどこにもなかった、新しい体験をさせてくれるような、独創的で挑戦的な現代のサウンドパフォーマンス作品を期待しているのです。今年の第4回ではどんな企画案が集まってくるのでしょうか?
ただいま6月から募集を開始するために、静かに準備を進めています。詳細は、愛知芸術文化センターのウェブサイトに掲載します。皆様、どうぞご期待ください!
↓↓AACサウンドパフォーマンス道場の情報はこちらから
http://www.aac.pref.aichi.jp/frame.html?bunjyo/jishyu/2009/dojo/index.html
(A.F)
毎月第4水曜日のお昼のフレッシュコンサート、1月は「アンサンブル・ノービレ」の皆様による『木管五重奏』をお届けさせて頂きました
ご出演頂いた「アンサンブル・ノービレ」とは、1996年7月に演奏家6名で結成され、自主公演を開催するなど積極的に活動されているとのこと。今回のフレッシュコンサートではメンバー5名による木管五重奏で、予定されている曲目もモーツァルト「魔笛」序曲、F.ファルカシュ「古いハンガリーのダンス」など、本格的
どのような演奏会になるのか楽しみでした
編成はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンということで、低音の楽器があると曲が引き締まります。
以前から東海地方を中心に活躍されていることもあり、五人の息の合った演奏にお客様も聴き入っていました。
途中、曲目の説明を交えたりと、お客様もクラシック音楽に親しみを感じて頂けたのではないのでしょうか 
木管の音色に誘われてか、大勢のお客様が集まって聴いて頂きうれしかったです
毎回こんな盛況になるといいなぁ
2月のフレッシュコンサートは25日(水)12時15分より2階フォーラムで予定されています。演奏は「モーツァルト200メモリアル」の皆様による「弦楽四重奏」。久々の弦楽器登場! こちらも今から楽しみです![]()
↓↓フレッシュコンサートの2月以降の予定はこちらからご覧下さい!
http://www.aac.pref.aichi.jp/frame.html?soumu/fresh/20/index.html
愛知芸術文化センターでは気軽に無料で音楽を楽しめる日があることをご存知ですか? 若手音楽家やアマチュア音楽家の演奏の場として、毎月第4水曜日のお昼に「フレッシュコンサート」が開催されています
もちろんご存知の方もいらっしゃるかと思いますが「フレッシュコンサート」は昨年の12月をもちまして、30回!を迎えました。
記念すべき30回目は「オカリナ二重奏」。12月24日に行われたこともあり、むとうさちこさんと植田篤司さんにクリスマスソングを中心に演奏して頂きました。
優しいオカリナの演奏にお客さんもうっとりと聴かれているご様子。クリスマスイブのお昼に癒しのひとときを提供していただきました。
むとうさんと植田さんには数種類のオカリナをお持ちいただいたので、途中、オカリナを変えて演奏してくれました。オカリナのトークを交えて頂いたことで、オカリナのことが少し身近になったかも。
30回を迎えるだけあって、担当が知るだけでも2年以上続いているこのコンサート、リピーターのお客さんも多くいらっしゃいます。開演時にはすでに席が埋まっている日もあったりします。
毎月、第4水曜日に行われるフレッシュコンサートは、お昼の12時15分から30分間、2階フォーラム(大ホール入り口前等)に行われています。今月は28日(水)、「アンサンブル・ノービレ」の皆さんによる「木管五重奏」。曲目や2月以降の予定はこちらからご覧頂けます。買い物や仕事の合間の平日にひとときに音楽を楽しまれてはいかがですか。
※第4水曜日が祝日の場合は翌日に開催されます。
2009年、本年も愛知芸術文化センターをご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます<( _ _ )>
さて今年最初の話題は、少しだけ前にさかのぼります。
毎年秋、小ホール恒例となっている振付家の岡登志子さん率いるアンサンブル・ゾネのダンス公演が2008年11月27日に開催されました。今年度の公演では、音楽家の高瀬アキさんが音楽監督として加わられています。
岡さんと高瀬さんは、2007年11月6日に大リハーサル室で開催されたイベントーク(注★)で共演し、即興デュオを繰り広げた間柄。それはまさに真剣勝負の即興パフォーマンスでした。
←(当時の内容は、愛知芸術文化センター広報誌 『AAC』 55号から、ごらんいただけます)
そもそもお二人の関係は、岡さんが高瀬さんの演奏に一目ぼれしたところから始まったとのことですが、そこからすでにいくつかの新しいパフォーマンスが生まれています。舞台芸術はまさに人間の芸術、だからの人と人とのつながりから生まれるもの。劇場は、その場を創り出すもの。そのことをあらためて感じて感じる公演でした。
↑「イベントーク 岡登志子&高瀬アキ 即興デュオ」より (撮影:Osamu Awane)
ところで、高瀬さんは、彼女のパートナーである名ピアニストのアレキサンダー・フォン・シュリッペンバッハさんとの双頭バンド、ヨーロッパのスタープレイヤーたちを集めたベルリン・コンテンポラリー・ジャズ・オーケストラ(BCJO)でも活動をされています。
今回の公演では、オリジナル曲の作曲やダンスとの即興のほか、BCJOの幻のCDの演奏など、音楽ファンでも納得の多様な音楽を堪能することができました。
← 「イベントーク 岡登志子&高瀬アキ 即興デュオ」より
(撮影:Osamu Awane)
そして、音楽に触発された今回のダンスはというと、以前にもましてさらに飛躍的な進化をみせてくれました。
高瀬さん評するところの「ひたむきな力強い意思と、深い精神性をもつ美しい一瞬を舞うことの出来る舞踊家(当日のパンフレットより)」である岡さんですが、生演奏の上にさらに今回は14名ものダンサーが出演することによって、いつもの作品にダンサーのパワーと多様性が加わって、重層的な世界が出現していました。
そう、まさに化学反応ですね、これこそコラボレーションならではの跳躍力だと思います。
アンサンブル・ゾネ ダンス公演 「Still Moving」 より→
(撮影:Naoshi Hatori)

↑アンサンブル・ゾネ ダンス公演 「Still Moving」 より(撮影:Naoshi Hatori)
さてさて、次はどんな出会いと進化を目撃できるのでしょうか。その貴重な機会に遭遇できるのは、たまたま公演に立ち会った「あなただけ」の特権
。是非劇場に足を運んで、お気に入りのパフォーマンスを見つけてくださいね。
↑「Still Moving」 公演終了後の岡登志子さん&高瀬アキさん、劇場のホワイエにて
(注★)イベントークとは?=====
愛知芸術文化センターの開館以来、「身体」をテーマに公演とトークを組み合わせて開催してきた企画です。ジャンルを横断するようなコラボレーションや、ジャンルにカテゴライズできないような身体表現の新たな局面を切り開くパフォーマンスを中心に紹介しています。
(E.K)
名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会にお邪魔しました。常任指揮者のティエリー・フィッシャーによって<ツァラトゥストラシリーズ>と題された今年のシーズン、第7回目のテーマは「舞踏の歌」です。
踊りと音楽の発祥はほぼ同時だったのではないかと言われるほど、踊りと音楽の関係は切り離すことができません。踊りには音楽が不可欠なのです。にもかかわらず、これからのクリスマス・シーズンに日本中で上演される『くるみ割り人形』などで有名なチャイコフスキーの三大バレエをはじめ、バレエのために書かれた優れた音楽は沢山ありますが、経費的な理由などでテープ演奏が主流な現在、実際にオーケストラ演奏で上演される機会が少なくてとても残念!ですから有名な音楽からめったに演奏されない音楽まで、充実したラインナップでのこのようなコンサートはとても魅力的です
振り返れば1999年5月、ストラヴィンスキーの『春の祭典』を、名フィルさんと一緒にコンテンポラリーダンスで上演するという新しい試みを行いました。実はこの作品が、バレエのために書かれた音楽であるという歴史的な事実に反して、『春の祭典』が日本で上演される場合、そのほとんどがコンサート形式のものだったのです。(1913年、バレエ・リュスの新作バレエとして、伝説のダンサー、ニジンスキーの振付で上演。この音楽の成功が、ストラヴィンスキーのその後の評価を決定的なものにしたんです。)
当時は、『春の祭典』誕生の当時の生き生きとした世界を体現してみたい、という気持ちで、名フィルさんを中心とした100名を越す音楽家たちと共に舞台を創り上げました。そのときの指揮者が、今回のコンサートと同じ大友直人さんです。
←『春の祭典』出演者によるアフタートークでの大友さん。
(撮影:南部辰雄)
亡き高円宮殿下からのご紹介だったのですが、そのときには大友さんはダンスとの共演、さらに名フィルさんでの指揮は初めてと話しておられました。その後、東京文化会館の音楽監督として、ダンスカンパニー、H・アール・カオスと東京交響楽団による『ボレロ』の企画をされるなど、ぐっとダンスとの距離が身近になられたよう。そして「舞踏の歌」をテーマにした名フィルさんでの演奏会。なんか色々なご縁が、見えない糸
で繋がっているようで嬉しいです。

↑1999年 オーケストラとダンスによるH・アール・カオスの『春の祭典』より(撮影:南部辰雄)
↑オーケストラ演奏でのダンス公演は、迫力が違います。(撮影:南部辰雄)
↑公演と関連して、『春の祭典』初演時の舞台衣装やデザイン画、ピナ・バウシュやモーリス・ベジャール等様々な振付家のバージョンによる『春の祭典』の写真などの展示も行いました。
今回のコンサートは、「剣の舞」で有名なハチャトゥリアンのバレエ『ガイーヌ』、ショスタコーヴィッチの『バレエ組曲』、ルーセルのバレエ『バッカスとアリアーヌ』、ラヴェルの『ボレロ』そして同じくラヴェルの歌曲集『シェエラザード』が演奏されました。特に、『シェエラザード』では、フランスから一時帰国をされたソプラノ歌手の浜田理恵さんが素晴らしい独唱を聞かせてくれました。オーケストラの演奏とコンサートホールに響きわたる歌声、中央で指揮をする大友さんの立ち姿が、踊っているようでしなやかでとても美しかったです。
「また一緒に面白い企画をしたいね」と有難いお言葉をいただきました。
↑コンサート直前の大友直人さん、楽屋にて。
(E.K)
いよいよ本番の日。多くのお客様にご来場いただき会場はとても賑やかでした。
↑リハーサル中のアルディッティ弦楽四重奏団
アルデッティSQはとてもかわいらしいお人柄で楽屋でもいつもニコニコされていて、スタッフにもジョークを言ったりして場を楽しい雰囲気にしてくれました。
公演中ホールに広がった笑い声で彼らの人柄も伝わったのだと思いました。
↑こちらもリハーサル中の風景。素敵な笑顔のアーヴィン・アルディッティさん。カメラを向けるとお茶目な表情で近づいてきてくれました
前半はアルデッティSQによる現代音楽の演奏でした。3曲目の「弦楽四重奏曲第4番(ヌルシンハ)」の作曲者、西村さんもご来場されていました。あまり現代音楽に慣れていない私は最初はその響きと音量に驚きましたが、次第に鼓動のような不思議な響きに引きつけられていきました。
↑「弦楽四重奏曲第4番(ヌルシンハ)」演奏中のアルディッティ弦楽四重奏団
↑写真中央が作曲家、西村 朗さん。関西からかけつけて下さいました。
後半はダンサーの白井さんも加わったコラボレーション作品です。
白井さんのダンスはしなやかで自由。空間すべてと優しく戯れているようでした。
↑白井さんのリハーサル風景。右手には風船。左手には紙飛行機を持っています。
↑上の写真の風船と紙飛行機は、白井さんに導かれながら舞うように浮かびます。
↑アルディッティ弦楽四重奏団と白井さん。時には離れて・・・

↑時にはお互い寄り添うように。
またこのような会場が一体となるような公演が行われたら素敵だなと思いました。
(記事:サポートスタッフ S.T、 撮影(リハーサル風景以外):サポートスタッフ 加藤 光)
「続きを読む」で、公演終了後の写真が見られます♪
コンサートホールに入ると真っ先に目に入るのが大きなパイプオルガンです。このパイプオルガンは開館からずっとホールでの公演を見守っています。今回の公演は様々な公演を観てきたオルガンもさぞかし驚くでしょう
↑パイプオルガンの前で倒立!不思議な光景です
舞台に広がる映像・照明が作り出す幻想的な空間は普段のコンサートホールとは全く違う雰囲気です。明日はこの空間にアルデッティSQの演奏と白井さんのパフォーマンスが加わりさらに厚みのある空間に変貌すると思うと今から期待が高まります。

↑照明の効果により、普段とは違う顔に見えるコンサートホールの舞台
また、公演で使われるキラキラした風船の色がパイプオルガンのシルバーと統一感があって素敵ですね。ぷかぷかと浮かぶ風船とずっしりと構えるパイプオルガンの対比も面白そうです。
↑宙に浮いているのが銀色の風船。中に入っているのはヘリウムガスです。
コンサートホールすべてをつつみこみ、どんな公演が行なわれるのかますます楽しみになりました。
(サポートスタッフ S.T)
いよいよ公演まであと1週間!チケットをお持ちの方は楽しみにお待ちいただいていることでしょう。
ところで、
「世界最高の現代音楽カルテット“アルディッティ弦楽四重奏団”と日本のコンテンポラリーダンス界の旗手“白井 剛”との夢のコラボレーション公演」
といわれても、音楽に詳しくもない私たち一般市民には、どんなものかわからなくて敷居が高いですよね?
「良いか悪いか判断がつかないものに出かけていって、時間を無駄にしたくなーい!」というあなたのために、公演の一部をYouTubeの中に動画でご用意しました♪
ご自分の目と耳でじっくりお確かめください。
(Y.M)
12月3日にコンサートホールで開催される「アルディッティ弦楽四重奏団×白井剛」公演の大きな見所ひとつは、ケージの音楽によるダンスと音楽のコラボレーションですが、話題はコラボレーションだけではありません。
アルディッティ弦楽四重奏団(SQ)は、現代音楽を演奏したら右に出るものはいないというほど、高度な演奏テクニックをもった世界的なカルテットです。しかも愛知初公演となります。
コンサートの第1部では、イギリスの現代音楽家・J.クラークによる「弦楽四重奏曲(2002–03)」と、B.ファーニホウによる「ドゥム・トランシセット1–4」が日本で初めて披露されます。
また日本を代表する作曲家の西村朗による「弦楽四重奏曲第4番(ヌルシンハ)」が演奏されます。
↑作曲家 西村朗さん。すてきな笑顔でインタビューに答えてくださいました
実は西村さんとアルディッティSQは、1988年以来の長いお付き合い。西村さん最初の弦楽四重奏曲《ヘテロフォニー》の改訂曲をアルディッティが演奏したのがきっかけです。92年には、初めてアルディッティのために、弦楽四重奏曲2番目となる《光の波》(Pulse of the light)を創作しました。このときにリーダーのアーヴィン・アルディッティは、「とにかくすっごく難しいアンサンブルの曲を書いて欲しい」と、リクエストしたとのこと。そこで腕を振るった西村さん。楽譜をみたアーヴィンは、「こんな難しいのを書きやがって」と言ったとか。でも彼らは奇跡をもいえる素晴らしい演奏を見せてくれたそうです。
西村さんによると、「弦楽はカンタービレ(歌うように、の意)の世界。だからリズム教育を重視していない日本のカルテットには、緻密なアンサンブル曲の演奏は難しく」、特にインドネシアのケチャの影響を受けたリズムが重要な西村さんの音楽は、打楽器的なリズムコントロールができる弦楽奏者にしか演奏ができない、ということでした。西村さんの弦楽曲を演奏できるほぼ唯一のカルテットといえるのでしょう。
↑熱く語る西村さん
97年にはルーアン(仏)の現代音楽祭「ノルマンディの10月」の委嘱により、三番目のカルテット《エイヴィアン(鳥)》(Avian)、そして、2007年に東京オペラシティの「同時代音楽フェスティバル コンポージアム2007」において初演された四番目のカルテット《ヌルシンハ》を生み出しました。中でも今回の《ヌルシンハ》は、アルディッティSQの卓越した表現力をいかすべく書かれたストーリー性のある音楽です。そして今現在、世界中でアルディッティSQしか演奏できない音楽。その演奏が今から気になりますね。
次々に新しい曲に挑戦し、年間に数十曲に亘るレパートリーを生み出しているというアルディッティSQへの作曲家の信頼は厚く、西村さんもそのおひとりです。
アルディッティSQへの西村さんの賛辞は、
「アーティスティックなのに電気的で複雑な倍音コントロールができる」
「作曲家の意図以上に、曲を読み込んで演奏する」
と、絶対的な信頼をおかれています。
アルディッティSQは、現代の音楽界の進歩のためにいまや欠くことのできない存在なのです。
↑アルディッティがチェロを演奏する様子を再現してくれる西村さん
↑アルディッティのヴァイオリンの弾き方を再現
下記は、2006年夏の津田ホールでアルディッティの演奏会後、西村さんと一緒に新作のお話をしたときに撮影されたお茶目な写真。この1年後の2007年5月に、「ヌルシンハ」の世界初演と相成りました。
www.operacity.jp/concert/2007/070521_about.php
ところで、難曲というと、音楽そのものが難しいかのような心持ちになってきますが、それは、演奏するのが難しく、高度なテクニックと表現力を必要とするということ。聴いている側は、演奏される音楽を聴くと同時に、高度な演奏を行う演奏家のすばやい動きや、演奏家どうしのやりとり、白熱したボディ・トークを愉しんでいただきたいと思います。
「綿密に計算されたアンサンブルは、4人多重構造のシンフォニックに挑むようなもの」、とは西村さん。
4人の演奏がひとつになって初めて完成するアンサンブルのスリリングな迫力を、是非間近で体験してください。
↓↓「アルディッティ弦楽四重奏団×白井 剛」の情報はこちらから(お得なチケット情報もあります!)
http://www.aac.pref.aichi.jp/frame.html?bunjyo/jishyu/2008/arditti/index.html
(E.K)
※プレシアター・メニュー付きチケットは、販売を終了いたしました。ありがとうございました。
12/3 「アルディッティ弦楽四重奏団×白井 剛」のチケット購入をご検討中の方にお得な情報です♪
愛知芸術文化センターの10、11階にこの夏オープンした、
カリフォルニア料理レストラン『ウルフギャングパック レストラン&カフェ』でのランチと、
「アルディッティ弦楽四重奏団×白井 剛」のS席がセットになった、
プレシアター・メニュー(食事)付きチケット(3,500円)が11/5(水)より販売されます!
今回、特別にご用意させていただくプレシアター・メニューは、
ボリュームも十分にあるアメリカン・スタイルで、デザートも付いた1,500円相当のメニューです。
お食事を楽しんでいただいた後に、ゆったりと公演を観ることができます。
ちなみに「プレシアター・メニュー」とは、劇場に出かける人のための、
特別メニューのことをいいます。
かなりお値打ちに、きちんと食事を取ることができるメニューとなっています。
特にイギリスやアメリカの劇場近辺のレストランで見かけることが多いようですが、
最近は、日本でもこの「プレシアター・メニュー」を取り入れるレストランも増えてきたとのこと。
この機会に、ぜひどうぞ!
このチケットは、ウルフギャング・パックでのみの販売となります。
メニューなど、詳細はウルフギャング・パック 052-957-5755 までお問い合わせください。
↓レストランの詳細はこちら(ウルフギャング・パックHP)
www.wp-japan.jp/shop/cafe_aichi.html
↓「ぐるなび」ウルフギャング・パックのページ
http://r.gnavi.co.jp/n062420/
↓「アルディッティ弦楽四重奏団×白井 剛」公演についてはこちら
http://www.aac.pref.aichi.jp/frame.html?bunjyo/jishyu/2008/arditti/index.html
「アルディッティ弦楽四重奏団×白井剛 『アパートメントハウス1776』」公演に関して、
白井剛さんのインタビューが「チャコット ウェブ マガジン『DANCE CUBE』」に掲載されています。
『アパートメントハウス1776』は、今回で3回目の再演とのこと。
以前の舞台を振り返りつつ、今回のツアーの見どころなどを語っていらっしゃいます。
愛知芸術文化センターでは12月3日(水)に上演されます。
インタビューを読むと、当日の公演が待ちどおしくなります。
↓白井剛インタビュー(チャコット ウェブ マガジン『DANCE CUBE』)
http://www.chacott-jp.com/magazine/topics/70_4.html
こちらにも、9月に開催されたワークショップ終了後のインタビュー記事が載っています
↓白井剛インタビュー(『Arts&Theater→Literacy』)
http://blog.so-net.ne.jp/arts_and_theater_literacy/2008-10-29#more
「アルディッティ弦楽四重奏×白井剛」コラボレーション公演は、
第1部がアルディッティ弦楽四重奏による演奏、
第2部がカルテットと白井さんによる音楽とダンスのコラボレーションという構成。
そのため、ダンスが登場する舞台としては珍しくコンサートホールで上演されます。
そこで、映像をどこに投影するか、舞台をどのように使用するか、などなど、
演出・ダンスの白井剛さんとスタッフさんたちによる、打ち合わせが行われました。

↑舞台監督さん、映像スタッフさんと入念な打合せ。空間を生かすための色々なアイディアが飛び交います。
↑技術スタッフさんに演出の希望を伝える白井さん
↑技術スタッフさん、舞台に図面を広げて打合せ
舞台の演出では、照明や映像などを効果的に活かすため、
通常ブラックボックスと呼ばれる黒い箱型の劇場を使用することが多いのですが、
今回の会場は、天然木で囲まれた明るいコンサートホール。
↑映写の位置を確認する白井さん
↑コンサートホール全体を確認する白井さんの後姿
白いドレープに見立てた装飾が施された天井、見た目も美しいパイプオルガン、
これらを活かすために、あえて人工的な大道具を持ち込まずに、
コンサートホールそのものの美しさをそのまま感じてもらえるようなシンプルな演出にすることになりました。

↑客席から舞台を眺める白井さん
さて、どんな舞台空間が出現するのでしょうか?!12月3日をお楽しみに!!
↓↓↓コンサート情報はこちらから♪
12月3日コンサートホール 『アルディッティ弦楽四重奏団×白井 剛』
(E.K)
10月4日(土)、愛知県芸術劇場小ホール、AACサウンドパフォーマンス道場の公演。
完成された作品を発表する公演ではなく、ブラッシュアップの完成形を模索しながらのある種、特別な「一度きりの公演」に向け、出演者は2日の朝一から舞台上の仕込み、リハーサルが独特の緊張感の中進められてゆきました。
進行状況は、愛知県文化情報センターサポートスタッフや、舞台技術スタッフ(舞台、照明、音響)の手厚いご協力もあり、順調に進んでいました。しかし、この順調さがある結果を暗示していたのかもしれません・・・

↑ 舞台袖にある影アナマイクやモニター、インカム。ここで舞台監督が指示を出します。今は休憩中。
15:30、予定通り開演。

↑ 中上淳二 「lightimagefourdance」(ライトイメージフォーダンス)
10月1日のブログにある3m×3mの巨大な箱の正体は、人が入ってのパフォーマンスだったんですね!

↑ 00 (オゥオゥ) 「object」(オブジェクト)

↑ 鈴木悦久 「自動演奏ピアノのための組曲 ?Chromatic scale variation?」

↑ 徳久ウィリアム 「VOIZ」(ヴォイズ)
ここまでが今年の入選作品です。それぞれの見ごたえのある作品に仕上がっていました!
この後は、昨年の受賞者の再上演がありました。
![[b] Laptop orchestra 「Mirroring」.jpg](http://blog.aac.pref.aichi.jp/aac/images/%5Bb%5D%20Laptop%20orchestra%E3%80%80%E3%80%8CMirroring%E3%80%8D.jpg)
↑ 第2回AACサウンドパフォーマンス道場優秀賞受賞者 再上演
[b] Laptop orchestra(ビー・ラップトップ・オーケストラ) 「Mirroring」(ミラーリング)
公演後、選考委員の皆様による公開審査で「優秀賞」を選びます。しかし、意見が2作品に分かれました。
ステージ上の私も想定してはいましたが、事はうまく運びません(汗)。
長い討論の末、オーディエンス賞とは別の意味で、観客の皆様に選考委員の意見を聞いた上で納得する方に挙手していただくことに。挙げられた手を数えてみると・・・同じ数。もう一度数えてみても同じ数!全くの同率ということで、優秀賞を2作品選びました!
高いレヴェルで均衡していた4作品。どれが賞を受賞してもおかしくない作品内容で、出演者の皆さんも「とても満足した」とのことでした。
☆『優秀賞』☆
00 (オゥオゥ) 「object」(オブジェクト)
鈴木悦久 「自動演奏ピアノのための組曲 ?Chromatic scale variation?」
☆『オーディエンス賞』☆
徳久ウィリアム 「VOIZ」(ヴォイズ)
(N.S/撮影:加藤 光)
「ジャズ・ピアノ6連弾」と題したコンサート終了後の山下さんです。ホッと一息のところ、楽屋にお邪魔しました!
↑突然の携帯での撮影にも快く応じてくださった山下さん。居合わせた関係者とも気さくに一緒に写ってくださいました。
世界的なジャズピアニストの山下さん。実はこれまで自主事業での登場回数が最も多いアーティストのお一人です。振り返ると本当にいろんなことをお願いしてしまいました。
演奏中に、こんな体験は、後にも先にも、1度だけ。
さて、その体験とは・・・・。ミエ・コッカムポー(ダンス)、日比野克彦(ライトアート)とのコラボレーションでのこと。
↑2002年、愛知芸術文化センター10周年記念『ジャズとダンスとライトアート』(2階屋外フォーラム)
(撮影:南部辰雄)
最初に出演をお願いしたのは、13年も前の『日韓音楽祭』。愛知県美術館、名古屋市美術館が同時企画開催した『日韓現代美術展』やコラボレーション『空間創出』、『アジアの実験映像』など、全館的なフェスティバルとして開催した<Human Collaboration’95>のメインイベントでした。
日本の伝統音楽の邦楽、韓国のサムルノリやパンソリ、そして、両間をつなぐジャズ・ミュージシャンたちのコラボレーションは、鳥肌ものの感動でした。
そして、10年後の2005年。愛知万博会場『森の中のパレード2005』にて山下さんの本公演のためのオリジナル曲「森の中のパレード」を名電高等学校ブラスバンド部の生徒たちと演奏中。途中で即興セッションの相手をしてあげていた山下さん。
山下さんの指導で、どんどん上手になる高校生の即興演奏!(思わず顔がほころびます)

↑愛知万博会場『森の中のパレード2005』(演出・振付:近藤良平、音楽監督:仙波清彦)
第1部:森の中の音楽会
こんなこともありました。
2002年、蟹江小学校で開催した伊藤キムとのコラボレーション『跳ぶ教室』での一場面
↑世界的な名ジャズピアニストが、ピアニカを抱え、チンドンヤ風に運動場をパレード中。(撮影:南部辰雄)
↑体育館のステージ上での伊藤キムとの即興セッション(撮影:南部辰雄)
でも、実は・・・・・自主事業では山下さんのコンサートホールでの演奏は一度もなかったんです。
大ホール、小ホール、公共ホールのフォーラム、万博会場、学校と、こんなに様々な場所で演奏していただいているにも関わらず、なぜか本家本元の「コンサートホールでは一度もなかったんだ」と、コンサートホール客席に座って、はじめてそのことに気がついた・・・。(汗)
↓ここは小ホール、ユーリ・ン(ダンス)とアーチ(DJ)とのコラボレーション
↑2002年、『スイッチ・オン!』にて、デザイナーの久野周一さん製作のベスト着用中!(撮影:南部辰雄)
「また、あんな面白い企画やらないの!」、と山下さん。
燃え盛るピアノを演奏したこともある山下さんから「面白い」なんていっていただけるのは、企画者冥利に尽きます。
でも、うーん、困りました。山下さんに驚いてもらえるようなユニークな企画を考えるには、もう少々時間が必要なようです。
(E.K)
コラボ体験は、ついに大人から子どもにチェンジ。今回はプロからアマチュア、大人から子どもまで、本当に幅広い方々にダンスと音楽のコラボレーションを体験してもらうことになりました。
クラス1には、多数の申し込みの結果、抽選でめでたくも選ばれた小学校低学年のこどもたちが参加。おもちゃのような楽器や、講師の方々のユニークなパフォーマンスに、ぐいぐいと引っ張られて、ダンスや音楽といったジャンルの垣根もわからないままに(ジャンル分けなんて大人がしたもの。ダンスと音楽、本来はひとつなんですよねー)、丸ごと体感していました。

↑講師自己紹介ダンス&ピアノ 「白井剛&中川賢一即興デュオ」

↑音のでるおもちゃを使ってみんなで演奏を楽しみました。保護者も急遽参加!!

↑まずは講師の見本から:音具を使って2人で会話

↑色んな曲に合わせて、からだを動かします。

↑ピアノに触れて、ピアノの鼓動を聴いてみよう!

↑へ・ん・し・ん!! 今は何に変身? ワニ? カブトムシ? かえる?
続くクラス2には、小学校3年生から6年生までの子どもたちが参加。ちょっと落ち着いた雰囲気のこどもたちは、興味深そうに講師お二人のお話を聞いていました。クラス2だけの飛び入り参加となった「書」とのコラボには、さらに真剣な眼差しが。筆が走る半紙を食い入るように見つめていました。ダンスとピアノと書のコラボレーションも一同初体験となりました。

↑おもちゃでチャ・チャ・チャ! あひる? りんご?

↑誰もがもっている声という楽器。声に合わせて踊る白井さんと子どもたち

↑中川さんの指揮に合わせて、みんなで声のオーケストラ体験

↑様々に変化するピアノの音に合わせて踊ります。

↑ティッシュでダンス:子どもたちはティッシュを渡した途端、ティッシュになりきって、フワフワと漂い・・・。

↑ピアノと書のコラボ体験!

↑書きあがった「書」を、踊りで表現してみると、こうなります。
さて、いよいよ12月3日には、白井剛さんが世界最高峰の現代音楽カルテット、アルディッティ弦楽四重奏団と共演するパフォーマンスコンサートが開催されます。この公演は、コラボレーションのひとつの指標といってもよい(と思う)完成度の高い作品です。超絶技巧を繰り出す身体は、エネルギッシュ。パフォーマンス度の高いカルテットたちのからだと音楽、白井さんのダンスと映像、細やかな演出は必見です。日本での最終公演を是非ともお見逃しなく!!
↓↓↓コンサート情報はこちらから!
12月3日コンサートホール 『アルディッティ弦楽四重奏団×白井 剛』
(E.K)
9月22日(月)に愛知県芸術劇場小ホールにてAACサウンドパフォーマンス道場の第2回プレゼンテーションが行われました。
本番の公演と同じ場所でのプレゼンテーション。第1回プレゼンテーションでもらったアドバイスや問題点をどのような形で乗り越えるのか。出演者達も緊張の面持ちでした。

↑「3m×3mの巨大な箱が登場!どんなパフォーマンスをするつもりでしょう(汗)」
「選考委員の方々の意見をどのように解釈するのか。そしてパフォーマンス作品としてどのようにまとめるのか。目的と意図がはっきりしなければならない。」
私が今年のブラッシュアップ・プログラム全てに出席させていただき、肌で感じたことです。

↑「作品に使用される自動演奏ピアノ。運ぶときに私の腰は砕かれました(笑)」
第1回プレゼンテーションからのアーティストと作品の成長、変化は大きなものでした。
プレゼンテーションの特長は、固まろうとするアイディアを一度分解することにあるのではないでしょうか。
でもそれは単なる分解ではなく、作品の再構築に向けてのものであり、それをどのように解釈するかにアーティストの力が求められる。
選考委員からだけではなく足を運んでいただいたお客さまからも質問・意見が飛び交う、緊迫したプレゼンテーションでした(汗)
いよいよ10月4日(土)に公演が迫ってきました!是非ともご来場していただき、皆様の目でそれぞれのアーティストの作品を観て下さい!
詳細や日程はこちらから →AACサウンドパフォーマンス道場ホームページ
(N.S)
すっかり打ち解けて、ワークショップ2日目は、最初から講師も参加者もエネルギー全開。様々な試みを経て、最後には、沢山の小品の卵が生まれました。最後の「失われたリズムを求めて」という音楽に合わせての30名全員参加即興大セッションでは、2日間で経験したことを色々と試しながらも、狂喜乱舞、お祭のような大盛り上がりとなりました。
↑白井さんと中川さん(後姿)のコラボ。中川さんが握り締めている楽器は…?(答えは「続きを読む」で)

↑事前に白井さん&中川さんのおふたりでこれから使う楽器(?)吟味中

↑どんな音がでるのかな

↑準備OK! これ、全部音の出る「楽器」です

↑おもちゃのラッパ使用中

↑中川さん熱血指導中 「もっと激しく、もっとのけぞって?」(中川談)

↑中川さん即興演奏中 あまりに速くてシャッタースピードが追いつきません。

↑トリオ即興1 ジャンベ&ギター編

↑トリオ即興2 アコーディオン編

↑トリオ即興3 テルミン編

↑リュック・フェラーリ作曲「失われたリズムを求めて」に合わせた即興大セッション
最近流行りの「異ジャンルコラボレーション」ですが、ジャンルを超えるためには、まずは互いに理解し合おうと、相手の言葉に耳を澄ますことが大切なんだな、とあらためて感じたワークショップでした。
ダンサーと音楽家、互いの「共通言語」を理解するための第一歩となったようです。
(E.K)
日本を代表するコンテンポラリーダンサーの白井剛さんとピアニストの中川賢一さんによるダンスと音楽のコラボレーション・ワークショップを行いました。おふたりにとってもダンスと音楽によるコラボワークは初めてということで、事前に数回の打ち合わせを重ね、入念な準備を行っての本番となりました。

↑ワークショップ開始前まで入念な打ち合わせ

↑予定外の「白井&中川 即興コラボ」に参加者の目は釘付け

↑白井さんのリードで、ヨガ風のストレッチを行うダンサーズ

↑中川さんのリードの元に、白井さんとミュージシャンズとの即興


↑ミュージシャンと一緒にダンサーもピアノの連弾

↑ダンサーズ&ミュージシャンズ即興コラボレーション
そして、コラボレーション・ワークショップの2日目に続きます。
(E.K)
昨年に引き続きピアニストの中川賢一さんによる現代音楽を楽しく学ぶアーティストトークが開催されました。今年は「メシアン生誕100年」を記念して、現代音楽の最重要人物のひとりとされるオリヴィエ・メシアンの「丸ごとメシアン」レクチャー&コンサート。

↑メシアンの「幼子イエスにそそぐ20の眼差し」を演奏する中川さん
中川さんが「カラフル」と形容される、色彩溢れるメシアンの音楽。その魅力を余すところなく引き出す中川さんのピアノ。ピアノからキラキラと舞い上がる沢山の音の粒たち姿が目の前に見えるような素敵な演奏でした。これまで気がつかなかったピアノの様々な表情を感じることのできたコンサートになりました。
↑メシアン特集にぴったりの「カラフル」なネクタイで魅力的なお話をする中川さん
そして翌日のダンスと音楽のコラボレーションワークショップのために、またまた念入りな準備をしてくれています。

↑自転車用の空気入れで風船をふくらませる中川さん

↑ワークショップ用楽譜作成中


↑色とりどりの可愛い楽器(?)たち
いったいどうやって使うのでしょう?ワークショップ当日が楽しみです!
(E.K)
7月末日。今年で3回をむかえるAACサウンドパフォーマンス道場の選考委員会が行われました。
応募総数18作品企画案!厳しい書類選考。私も緊張しました。(汗)
その中から4つの入選作品企画案と、それぞれのアーティストたちが決定しました。

↑「8月16日(土) 舞台技術セミナー後の入選者の顔合わせ」
「入選しただけでは、小ホールの舞台には上がれない。」
募集したのは作品の企画案であって、出来上がった作品ではありません。そこがAAC道場の見所!ブラッシュアップ・プログラムがあるのです。

↑「8月17日(土) 第1回プレゼンテーション KDハポンにて」
第1回プレゼンテーションでは、入選したアーティストが選考委員を中心とした方々に、様々な角度からアドバイス・・・を受けていました。そして今月22日には第2回プレゼンテーション。これらを経て、作品やアーティストまでもが確実に変化し、成長してゆきます。
10月4日(土)の小ホールでの本公演より、先ずは、第2回プレゼンテーション。さてさて、どのような作品になるのか、いまから楽しみです。詳細や日程はこちらから →AACサウンドパフォーマンス道場ホームページ
(N.S)