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アンドリュー・ワイエス―展覧会への道程

2008年11月14日

 東京のBunkamura ザ・ミュージアムで、ついに「アンドリュー・ワイエス―創造への道程(みち)」が始まりました。愛知県美術館では来年1月4日から開催です。中部地方以西のワイエス・ファンの方は首を長〜くしてお待ちいただいているんじゃないでしょうか。
 ひとつの展覧会がオープンするまでには、様々な作業が行われています。今回はその一端をご紹介します。
 国内、海外を問わず、輸送されてきた作品はまず専門の方による厳しいチェックを受けます。万が一にも傷が付いたり汚れたりしてはいけませんからね。それが済んでから、展示に向けた作業に入っていきます。今回のワイエス展でご紹介する作品のなかには、これまでに展示されたことのない初公開のものも多数含まれています。そのような作品は、紙一枚の状態で(もちろん厳重に梱包されて、ですが)届きます。
 紙の作品は痛まないようにマット(台紙)に装着してから額装されます。専門の方の手で作品を一点一点慎重にマットに装着していきます。使われている糊や装着用の紙は、作品に極力影響を与えない特殊なものを使っています。

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 もちろん作品の大きさは一点一点違います。それぞれの作品に合わせたマットと額を作らなければなりません。作品の端まで見られるように、マットに開ける穴はできるだけ大きくしたいのですが、大きすぎると作品が装着できません。バランスが重要です。

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 作品がこれまで未公開だった場合、作品写真が撮影されていないことがあります。そこで今回のカタログや広報物に掲載するために作品の撮影を行います。できるだけ生で見たときと同じ感動を伝えられるように…カメラマンさんの腕がなります。

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 さて、額装が終わったら展示作業です…が、その前にもう一度、作品を移動する度ごとに必ず入念にチェックをします。後ろにはチェックが終わった作品が展示されるのを待っています。

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 このような過程を経て、晴れて皆さんの前にお披露目、ということになります。

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 Bunkamura ザ・ミュージアムでの展示の様子です。

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 カタログと前売りペアチケット。ワイエスの画集やカタログは、日本語で読めるものが殆ど絶版状態で非常に少ないので、今回の展覧会カタログは貴重な一冊になると思います。お買い逃しのないように!
 ペアチケットは二枚組で1,900円と通常よりもかなりお得です。前売り期間中(2009年1月3日まで)のみの販売になりますので、ご家族ご友人と一緒にワイエス展を、という方は是非お買い求めください。美術館10階チケット売場やプレイガイド、大学生協などで販売しております。
(KS)