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 百貨店やお菓子屋さんでは、今年もヴァレンタイン商戦真っ只中!最近はチョコレートの種類も豊富になり、何を買ったらいいか迷ってしまいますよね。家族に、恋人に、そして日ごろお世話になっている方に・・・素敵なヴァレンタインデーになるといいですね。
 さて、美術館でも「ヴァレンタイン企画」として、現在開催中の企画展の作家アンドリュー・ワイエスを愛してくださる皆様に素敵なプレゼントをご用意!

 まずは展覧会へ足をお運びください。(この企画は2月15日までです。まだワイエス展をご覧になっていない方、急いで!!)
 じっくりワイエスの作品を堪能した後、会場内に設置してあるハートのカードに、好きな作品とワイエスへのメッセージをご記入ください。↓
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 ご存知のとおり、ワイエスは1月16日に他界されました。スタッフ一同、悲しい気持ちで一杯ですが、作品を鑑賞した後の感動を天国のワイエスに伝えられるように・・・ということで、この企画を続行することになりました。
 

 カードはシールになっているので、記入したメッセージをパネルに貼ってください。ハートマーク一杯のパネルができあがりつつあります。
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これらのメッセージのうちのいくつかを選んで、ワイエスのご家族へ届ける予定です。

 そしてお楽しみのプレゼント!グッズやポスター、ウルフギャング・パック(芸術文化センター10Fレストラン)のランチコース券が抽選で当ります。ハートのカードの裏側が応募用紙になっているので、必要事項をご記入の上、箱の中に入れてください。2月16日以降、プレゼントの発送により当選者の発表に替えさせていただきます。

それではHappy Valentine!

(MRM)

 

 

みなさま、愛知県美術館が実施している団体鑑賞をご存知でしょうか。
当館では、美術館に親しんでもらいたい、本物の作品のよさを多くの方に味わってもらいたいと考えて、学校行事や地域の催しなどでの団体鑑賞を受け入れています。

どんなことをするかというと、申し込まれる方のご要望をお聞きして、企画展または所蔵作品展の解説をしたり、美術館でのマナーをお伝えしたりすることもあれば、美術館の仕事について紹介や学芸員に対する様々な質問にもお答えしています。

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▲見えませんが、作品の前に学芸員が立ち解説中です。

先日来た中学生からの学芸員に対する質問で、びっくりしたのが「月給はいくらですか?」といったものでした。さらっとお伝えしましたが、そんな普段では知ることのできないことも、できるかぎりお答えしています。

学校行事でのお申込みが大半ですが、美術部での申し込みや地域の絵画教室、美術サークルなど、一般のお客様でも、もちろんお申込可能です。

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▲一般の方へのレクチャー。人数が多かったので別室にて

団体鑑賞のお申し込みは20名からとなります。20名を超えると、観覧料金が割引にもなるし、お得です。よろしければ、みなさまもお誘い合わせの上、団体鑑賞に参加されてはいかがでしょうか。

↓団体鑑賞のお申込み方法などについては、こちらから↓

学校団体向けページ / 一般の方向けページ

(RK)

 

 美術館で気になる画家を見つけて、その画家についてもっと知りたくなったら、とりあえず画集や他の展覧会のカタログを見る。基本的かつ手っ取り早い調べ物の方法です。

 作家の全貌を知りたいときに一番便利なのは、「カタログ・レゾネ」と呼ばれる本を見ることです。意外と知られていないこのカタログ・レゾネ、いったいどんなものなのでしょうか?

 カタログ・レゾネ(Catalogue raisonné)とはフランス語で、「論理的思考にもとづいて編まれたカタログ」という意味です。大抵の場合、特定の作家の全作品について、図版、制作年、来歴、サイズ、所蔵者、言及論文などの情報が網羅的かつ編年的に記載されています。作品数が多すぎると複数巻になったり、絵画だけの巻、彫刻だけの巻などとジャンル別に分けられたりします。

ちなみに愛知県美術館の入っている愛知芸術文化センターの一階には、アート・ライブラリーがありまして、様々な芸術家の資料がそろっています。例えばピカソのレゾネを見てみると…

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 なんと全33巻!当館所蔵の《青い肩掛けの女》ももちろん記載されています(Z155)。貴重書なので、傷まないようにストレージ・ボックスに入れて保管してあります。

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 最近では存命の作家のレゾネが出版されることもあります。この場合は、○○年から○○年までというように時期を区切っていることが多いです。しかしレゾネだからデータは完璧、というわけにもなかなかいきません。レゾネ発行後に新しく作品が見つかったとか実はあの作品は偽物だったとか所蔵者が手放してからあの作品は行方が分からない…なんてこともありますしね。そういえば先日スペインのプラド美術館所蔵のゴヤの作品《巨人》が、実は弟子の作かもしれないというニュースがありました。そんなわけで、作家によってはレゾネが何ヴァージョンも刊行されていることもあります。先ほどのピカソのレゾネはクリスチャン・ゼルヴォスという人の編纂で、通称「ゼルヴォス・レゾネ」と呼ばれています。ですが、すでに刊行されてから30年以上経っており、情報が古い部分もあるので、その後も時期を絞ってレゾネはいくつか刊行されています。

 レゾネを探すときに注意しなければならないのは、これらの本には必ずしも「カタログ・レゾネ」という名前がついているわけではないというところです。通称みたいなものです。日本語なら「全作品集」とか、フランス語なら「Oeuvres Completes」とか、そういう名前のことが多いです。

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 上からアンディ・ウォーホル、アントニ・タピエス、パウル・クレーのレゾネです。他にもいろいろな作家のレゾネがあるんですが、特に見た目がきれいなものを選んで撮ってきました。表紙カバーは外してありますけれど。ウォーホルは《ブリロ・ボックス》を彷彿とさせるような(?)装丁。タピエスは背表紙がつながって絵になりそうです(実際にはつながっていませんが)。クレーはとてもカラフルで、並べているだけで愉しくなります。

 そうそう、それからピカソのレゾネと言えば、オンライン・ピカソ・プロジェクトというウェブサイトがありまして、膨大な資料や図版を見ることができます。サム・ヒューストン州立大学とテキサスA&M大学の助成金で、学術研究目的で行われているようです。

 また、現在当館で展覧会開催中のアンドリュー・ワイエスのお父さん、N.C.ワイエスのオンライン・カタログもあります。こちらはブランディワイン・リバー美術館が運営している模様。

 このようなオンラインのデータベースはとりわけ検索性に優れている点が強みでしょうか。今後どんどん増えていくと良いんですけれど。

 さて、長くなりましたが、愛知芸術文化センターのアートライブラリでは、レゾネは貸出しができないものが多いですが閲覧することはできますので、○○の作品をたくさん見たい!という方は是非探してみてください。下のリンク先から所蔵資料の検索ができますよ。

(KS)

 1995年、阪神淡路大震災が起こった直後の2月に、愛知県美術館ではアンドリュー・ワイエス展を開催した。震災の影響は少なからずあって、アメリカから借りる約束だった作品が届かなかったり、関西で借りる予定の作品を借りに行けなかったりと随分と苦労した。1月17日が来るたびにそのときのことを震災と共に思い出すのだが、今年の1月17日は私にとっては大変な激震の日となった。アンドリュー・ワイエスが前日の夕方に亡くなったのだ。しばらく前から体調が崩していると聞いてはいたが、17日の未明にワイエスのコレクション・マネージャーからのメールでその訃報を知らされた私は、朝になるとあちこちからの電話やメールでのやり取り、美術館に出勤しての対応など、慌ただしい一日を送った。

 展覧会の準備で会った1993年の秋以来15年の間に数年に一度の割合で本人と会ってきたが、温和で飾らぬ人柄は変わることはなかった。一般にアンドリュー・ワイエスは人嫌いで、会うことも難しく、とっつきにくい人物との風評があるが、それは周りの人のガードが固いからである。実際に会ってみると、気さくでいやな印象はまったくない。始めて会った時も「何でも聞きたいことを聞いてくれ」と、こちらの緊張を和らげてくれたの思い出す。夏を過ごすアメリカ北東部のメイン州にあるワイエス家所有の島に彼を訪ねたときは、ちょうど腰の手術をしてそれほど経っていなかったこともあって、彼の手を引いて家庭菜園のある家の近くを散歩した。彼の手は暖かだった。3年前にはそれまでの交流の結果、予期しなかったことに愛知県美術館に作品を一点寄贈いただくという幸運も得た。

 1917年に有名な挿絵画家の息子として生まれたワイエスは、病弱なこともあって学校教育は受けず10代に入るとアカデミックな絵の手ほどきを父親から受けた。しかし、幼い時から見よう見まねで描き始め早くからその才能を見せていたという。父からのある種の英才教育もあって、二十歳を迎える頃にはテクニックの優れた将来有望な水彩画家として知られるようになっていた。しかし、彼を真に厳しく真剣で、時に思索的なワイエスとして成長させたのは、少年時代からひとり近隣を歩き回る中で自分自身を見つめてきたことや、踏切事故での父親の突然の死、自分自身の生死をさまようような片肺を切除した大手術の経験であった。彼自身の言葉に「私はこの世のはかなさというものに人一倍敏感である。すべては移り変わる。父の死がそう教えてくれた」とあるように、日本の『方丈記』の無常観にも通じるような観念を会得していた。そのような感覚が我々日本人にも好かれる理由かもしれない。

 しかし、彼自身は日本的なものに興味を持っていたわけではない。アメリカで国民的画家と評されるのは、17世紀にニューイングランド地方に植民してきた清教徒たちが持っていた質素で堅実な生活を尊ぶ感覚に響く作品を描いてきたからだろう。にわかには信じがたいが、それは消費社会や繁栄を謳歌するようになってもアメリカ人の多くが建国以来底流として持ち続けているものである。彼の描いてきた対象は、生まれ故郷のペンシルヴェニア、チャッズ・フォードという自然豊かな田舎町と、夏の家のあるメイン州クッシング近辺のみであった。それは彼にとって見慣れた風景であり、見知った人々であったが、そこに見ていたものは、自分を育ててくれた真理を内包した景色であり、敬意に値する人生の重みや存在感を感じさせる人々だった。彼を有名にした作品《クリスティーナの世界》のモデルとなったメイン州の人物と家を30年間にわたって描き続けたり、生家近くの農場に至っては10代から描き始め、主人が亡くなった以後も含め70年間にわたって描き続けたりしている。あるいはセンセーショナルな報道をされたヘルガという女性モデルも、15年間にわたって描き続けた。風光明媚な景色を求めて旅するようなタイプの画家とは異なり、深く知った対象でないと描けなかったといってもいいだろう。だからこそ我々に残された作品からは、一瞬の光景を切り取った画面ではなく、ある時間の幅が凝縮されたような深みを感じることができる。

 ワイエスの評価については、アメリカでも議論の分かれるところであった。モダニズムを信奉する評論家の中には彼を単に「うまいイラストレーター」だと切って捨てる者もいたのは事実で、元メトロポリタン美術館長のトマス・ホーヴィングも述べているように、ワイエスは誤解されやすい部分があり複雑な画家である。それは、挿絵画家であった父親の影響なのか、時に物語臭さの強い絵作りをした作品を残していることと、なにより写真や図版のような印刷物になったときに、実作品が持っている質感や強さが失われやすいことにある。実作品をつぶさに目にする機会があれば印象はかなり違ったものになるだろう。印刷物になったときには、「写真のようにただ再現描写するだけの画家」と解釈されかねない危うさもあり、以前写真を基にしたスーパーリアリズムが流行したときには、その一派に括られたこともあったのである。

 1974年以来、これまで日本でも何度も展覧会が開かれてきており、日本人の好きな画家の一人といってもいいだろう。ワイエス自身が内容に関与した展覧会は、折しも現在愛知県美術館を巡回中のものが最後となってしまった。何かの因縁を感じずにはいられないが、この展覧会はこれまでと違い、彼が手の内を見せるかのように、これまで公開せずに保管してきた素描や水彩を完成作とともに展示することを了解したものである。そこに見られるのは、畏まってスーツに身を包み、周りの人にガードされたワイエスでなく、気さくに打ち解けた自分を見せてくれるワイエスである。彼は91歳になって自分をさらけ出すことの抵抗感を乗り越えられたのかもしれない。作品からは彼の息遣いや視線を生々しく思い起こさせてくれ、訃報のニュースとともに記憶に残るだろう。
(ST)

ただいまワイエス展真っ最中の愛知県美術館ですが、展示室が美術館の全てではありません。バックヤードでも日夜、さまざまな活動が行われています。

先日は、NPO法人・文化財保存支援機構の装こう師(*注1)の先生方をお招きして、木村定三コレクションの近現代日本画(明治・大正時代の掛け軸など)の調査が行われました。大和なでしこからは程遠い私もちょっと見学!

例えば、かけ軸は箱から取り出して壁にかけるのですが、その過程には細やかな手順があります。軸と箱の向きのそろえ方、圧力をあまり紙にかけない軸の持ち方、特殊な紐のかけ方、等々。全て、かけ軸を最も安全かつ簡潔な手順で扱うために必要なのです。

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 一つ一つの所作振る舞いが何だかお茶席みたいだなーと思いきや、やっぱり掛け軸の扱いはお茶と同じ起源をもっているそうです。どちらも、大切なものをできるだけ丁寧に扱う、という心に基づいており、その作法の美しさをより洗練させたのがお茶と言えるかもしれません。

↓きれいに巻いて紐をかけた掛け軸は、それだけで美しいですね!

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 調査の終わりに、先生方から直接、掛け軸の扱い方を指導していただけました。先生方はすっすっと自然な手つきなのですが、先生の前で緊張している私の場合「あれ、手が足りない…」「紐がびよーんとなっているんですが…」となります。。。
長い時間を超えて受け継がれる作品にはきちんとした作法で接したいもの。そして、そうした作法は日々の鍛錬があって初めて身につきます。時には先生方に基礎から教わり、自分の「手」を見つめなおすことが学芸員として何より大事ですね。


*注1 装こう師とは、掛け軸や屏風など日本の伝統的な形態のものを修理したり仕立てたりする技術者の方です。今回いらした方は、いずれも日ごろは国宝などの修理をされている工房の皆さんばかりです!パパーン!!

(FN)

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 ↑ワイエス展のメインヴィジュアル《三日月》の作品を解説している様子

 好評開催中のアンドリュー・ワイエス創造への道程(みち)展ですが、1月10日土曜日に記念講演会を開催しました。ところが大変なアクシデントがありました。その舞台裏をちょっとご紹介しましょう。
 2日前になって講師のヴィクトリア・ワイエスさん(アンドリュー・ワイエスの孫娘)から、「体調不良で日本へ行くことができない」というメールが入りました。おー!担当者は真っ青!すぐに善後策を館内で協議しました。
 まず、講演会そのものを開催するか否か、するとしたらどのように行うか?その場合は聴講者にどう知らせるか?などいろいろと問題点などを検討しました。結論は、直前に送られてきていた講演会の原稿を元に担当学芸員が代読する方式で、とにかく予定講師でなくても講演会を開くことにしたのです。その場合にもまだ問題がありました。200人近くの講演会聴講希望者に対して、状況報告をしなくてはなりません。当日出勤していた職員で手分けして、一斉に電話に飛びついたのでした。
  さらに講演会では原稿を代読するだけでは、内容が通じません。それは、作品写真を見せながら話すことを前提とした原稿だからです。ヴィクトリアさんはコンピュータを持ってきてパワーポイントで、見せる予定だったのです。エクスプレスでCDを送ると言われたのですが、当然間に合いそうにもありません。そこで、そのデータをメールで送ってもらうことにしました。が、またもや問題発生!職場で使っているコンピュータのメールサーバは大きすぎるファイルは受け取れない!ヴィクトリアさんにファイルを細かく分割してもらい、職場ではなく、担当者の個人メールアドレスにも送ってもらうことで解決を図りました。ただ、受け取ったものをもう一度組み立てるのにさらに手間がかかりました。これらのやり取りは、緊急のこともあり、アメリカの昼つまり、こちらの深夜から未明にかけておこないました。
 一番大変だったのは、原稿の翻訳でした。前日に学芸員5人に手分けをして、翻訳を始めました。その時点では画像が届いていなくて、説明をするのにも画像がないとよくわからないものもあり、手探りのようにして訳した部分もありました。

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↑ピンチヒッターとして急遽演壇に立ちました!

 そして当日、なんと講演会開始15分前まで、眠い目をこすりながら、手分けした翻訳を、とりまとめて訂正したり、確認したりして本番を迎えました。本当に冷や汗ものでしたが、なんとか間に合わせることができ、多くの方に聞いていただくことができました。
 講演会の内容は、担当者も見たことない作品も紹介できて、身近にいる人ならではの内容でした。美しいヴィクトリアさんには比べるべくもありませんが、なんとか合格点をいただけたのではないでしょうか。


 (ST)

 愛知県美術館と同フロア(愛知芸術文化センター10階)にあるレストラン「ウルフギャング・パック」さんのご協力で、アンドリュー・ワイエスにちなんだアメリカのカントリー風のスペシャル・ランチが実現しましたー。

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 ランチはサラダ、スープ、メインのミートローフ、デザートにブルーベリー・パイ、フリードリンクが付いて2,000円と、大変お得です。さらに、ワイエス展の入場券を提示すると、なんと500円割引の1,500円で食べられるんです。これはすごい!

 アメリカの家庭料理として大変ポピュラーなミートローフは、レストランのシェフ、ウルフギャング・パック氏のお祖母さん直伝のレシピとのこと。また、デザートにふんだんに使われているブルーベリーは、ワイエスが夏を過ごすメイン州の特産品。この州だけで北米の約25%ものブルーベリーを生産しています。色んなかたちでアメリカを味わえる素晴らしいメニューですね。

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 このスペシャル・ランチ以外のメニューも、ワイエス展入場券の提示で10%割引になりますので、この機会に是非ご利用くださいませ。また、少し気が早いですがバレンタイン期間には特別企画として、新メニューのホット・チョコレートも登場する予定。まだまだ寒い季節が続きますが、展覧会を見終わったらレストランでほっと一息、身体を温めていってください。
(KS)

 あけましておめでとうございます。
 昨年からスタートしたブログですが、今年も美術館の面白い話題をご提供できるよう、スタッフ一同楽しみながら取り組みますので、どうぞご愛読くださいますようお願いいたします。

 さて、このブログで何度か準備の様子をご紹介した「アンドリュー・ワイエス?創造への道程」展が、今日オープンしました。一般公開に先立ち行われた開会式には、展覧会にご協力いただいた来賓の方をはじめ、関係者の方々をお迎えしました。また今日はお正月休みの最終日とあって、10時の一般公開と同時に多くのお客様が来場され、とてもにぎやかなオープニングとなりました。

 この展覧会の準備に携わった一担当者としては、ようやく、そして無事オープンでき、感慨もひとしお…

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↑開会式テープカットの様子

 展覧会の見どころは、ワイエスがひとつの作品を完成させるまでの経緯が、素描や水彩の習作とともにたどれることです。最初の関心事から最終的には別のものへ興味が移ったり、さまざまな技法を用いて感情赴くままに描いたり…ワイエスの制作の秘密が垣間見えます。

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↑展示会場の様子


 また会場では、ワイエスの孫娘ヴィクトリア氏によるインタヴュー映像も見ることができます。thmnl_アンドリュー・ワイエス開会式 082.jpg

↑モニターに映るワイエスの姿をぜひ会場でご確認ください!

素顔のワイエスを知る機会はこれまでなかなかありませんでしたが、91歳になってもいまだ制作意欲満々!!のワイエスの真摯な姿や言葉に、お正月ののんびりモードも吹き飛んで、なんだか背筋がシャンと伸びるような気持ちです。

 皆さんも、ワイエスとともに2009年の新たなスタートを!そしてこの1年が素晴らしいものになりますように…

(MRM)