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やわら

2009年05月02日

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 まずは、上の写真をご覧ください。フカフカの座布団のようなものですが、これが美術館の収蔵庫(作品を保管する所)にたくさんあります。何に使うものかお分かりになりますでしょうか。
 この写真に写っている布団のサイズは、大体A4サイズぐらいで、大変上質なビロードでできています。厚さも結構あり、枕にすると気持ちよさそうなかんじです。実際、触っていると気持ちが良くて、抱きかかえていたくなる感じなんです。

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▲たくさんの赤い座布団的なもの



 これは、私たちが[ヤワラ]とか[布団]と呼んでいる美術館で使う道具です。ヤワラは基本的に、展示作業中に使っています。作品を移動させる際、台車に乗せて運んでいるのですが、作品をそのまま台車に乗せる事はまずありません。作品を乗せる部分に、ヤワラを敷いて、その上に作品を乗せます。移動の際にかかる負担や衝撃を和らげるため、さらに、装飾的な額の場合、突起している部分にだけ重力がかからないように、床面から離すために使っています。

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▲絵画用の台車に乗せています。真横からthmnl_サブ04.jpg

▲前から見るとこんな感じで乗せています。

 

 さらに、このヤワラには、色々な種類があります。先に紹介した赤いかわいいヤワラもあれば、美術作品の輸送や展示に携わる業者の方が持ってきているグレーの長いタイプのもの、さらに綿を薄い紙で巻いたものなどのヤワラがあります。

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▲ひとまとめになっていますが、これが業者の方がお使いになっているヤワラです。thmnl_ザブ06.jpg

▲こちらが、薄い紙に巻かれたタイプのヤワラ

 

 最初の写真のヤワラは、当館専用のヤワラです。作っていただいたのは、美術館友の会のサポート部会の方々っ! 赤いヤワラ以外にも、白いヤワラも存在します。下の写真にある白いヤワラは、すっごく綺麗ですべすべです。ちりめんやりんずといった着物用の絹地でできています。thmnl_ザブ07.jpg

▲綺麗な模様もはいっています。

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▲この写真では、作品を裏返しておく際に、作品の画面が直接あたらないよう浮かせるために敷いています。

ご来館の方々には、お見せすることができないものですが、美術館が閉館中の展示替え作業中などで、大活躍してくれる道具です。

(RK)