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平田あすか展

2009年07月13日

 あいちトリエンナーレ2010のプレイベントとして、4-5月の「アニマルズ in AAC 三沢厚彦の世界」に引き続き、「平田あすか“サボテンノユメ”」を開催しています(会場は所蔵作品展内の展示室6)。

 平田さんは1978年名古屋市生まれで2005年に名古屋芸術大学大学院の版画コースを修了。現在は水彩と色鉛筆によるドローイングと、ベルベットやサテンの布に脱色と刺繍をした作品をおもに制作しています。

 

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■写真:《鳥の夢》2008年

 一見優しく可愛い色づかいの作品の中では、人の体から頭部が離れて飛んで行ったり、鳥や蝶・魚・奇妙なサボテンなどとつながったりして、不思議な物語が進行しています。

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■写真:布作品の展示壁

布の作品は、私とO学芸員が高い足場に登って展示しました。

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■写真:アートスペースでのおはなし会

 7月4日に平田さんと展覧会監修をしていただいた高橋綾子さん(名古屋芸大准教授)による「おはなし会」を催し、メキシコやケニアでの制作体験や、個々の作品の意味などを伺いました。

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■写真:《空の狩人》2009年

 平田さんの絵によく登場する、角のようなトゲが生えたサボテンは「湖と漁師の神が一人の女をサボテンの上で生け贄にした」というメキシコの伝説から、十日ほど想像をめぐらせて生まれたそう。

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■写真:《空の狩人》の一部分

 オオカミに乗って雲間を飛び交う、ちょっと怖いサボテン人間たち。でもその中に、サボテンのマスクを脱いで休憩している人も。

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■写真:《吐息》2009年

  「不景気で何かと風当たりの強い日本だけど、みんなで力を合わせてがんばろう」って絵だそうです。片足だけ見せている人が一人います。

 皆さんどうぞご覧になって、色々と物語を想像してみてください。
(T.M.)