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コレクションの大量出張!

2009年07月16日

愛知県美術館では、実に7,500点近いコレクションを所蔵しています。自慢の作品たちを、もっと皆さんに見ていただきたい、ということで、館外での公開も、企画展への貸出や移動美術館、愛知県陶磁資料館常設展での展示など、色々な試みを行っています。企画展への貸出はとても盛んで、昨年度は、海外・国内の約50の展覧会に、延べ300点を超える作品を貸し出しました。貸出によって、より多くの方に見ていただけるのはもちろん、展覧会ごとに違う切り口が示されることで、所蔵作品の新たな顔が見えてくるのも、貸出の大切な意義といえるでしょう。
最近では、コレクションの層の厚さを活かして、作品をたくさんまとめて貸し出す機会も増えています。6月まで平塚市美術館で行われていた「近代日本洋画の華?愛知県美術館所蔵品展?」(4月25日-6月21日)には、日本近代の洋画85点(!)を貸し出しました(5月7日のブログをご参照下さい)。
平塚での洋画に続き、この夏は、二つの展覧会で、愛知県美術館の日本画をまとめてご覧いただけます。下記の、碧南市藤井達吉現代美術館の展覧会に33点を貸し出し、岐阜県美術館の展覧会に24点を出品しています。後者の「岐阜・愛知・三重 三県立美術館協同企画」は、この地方の3県立美術館が協同し、3館の所蔵作品によって展覧会を構成する企画で、今年で4回目となります。写真は、岐阜県美術館への作品搬出作業の様子です。

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1.点検して調書を作成します

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2.裏側も点検します

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3.掛軸の裏側は、巻きながら点検

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4.1点ずつラベルを貼り、梱包中

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5.梱包済の作品。運び出しを待ちます

搬出・搬入の際には、開催館と愛知県美術館の学芸員が、1点ずつ作品の状態を点検します。搬出の際には、輸送や展示の方法についても確認します。これだけまとまった数だと、作業も消耗戦になりますが(^^;)、無事展覧会がオープンした、お客様に好評だった、との開催館の学芸員さんのお話を聞けた時の感慨はひとしおです。平塚からの搬入、碧南・岐阜への搬出と、3週連続の大量搬出・搬入作業で、担当者が年齢を感じてしまったこの頃でした。


(M.Ma)

「愛知県美術館所蔵作品展 戦後の日本画」(7月7日-8月30日)碧南市藤井達吉現代美術館 
「岐阜・愛知・三重 三県立美術館協同企画 No.4 時代を創った日本画家たち」(7月17日-8月30日)岐阜県美術館