11月6日スタートの「日本の自画像」展に合わせて、美術館のロビーでは市川武史さんによる「オーロラ―絵画/彫刻」の展示を行ないます。市川さんは浮遊する透明な彫刻などで知られる作家ですが、今回は初の絵画作品を発表します。といっても、通常のキャンバスに描かれた絵画ではありません。長さ14Mに及ぶ布に描かれた作品で、それが平面上にではなく立体的に展示されており、中にも入れるという不思議な状態です。絵画でありながら同時に彫刻的でもある、ということで、サブタイトルに「絵画/彫刻」と付いています。と、言葉で説明してもあまりピンと来ないかも…。ちょっとだけ写真を掲載します。全貌は見てのお楽しみということで。

朝/昼/夜で作品の表情ががらりと変わります。11月にはいって、日もかなり短くなってきていますので、閉館直前はもう外は真っ暗です。そんな中で見るオーロラはとてもロマンティックでおすすめ。展示作業中に、「これカップルが中に入ったら幸せになれる、って噂を流そうか」なんて冗談が出たくらいです。ほんとに幸せになれるかも知れません。個人的には午前中のさわやかなオーロラが好きですが。なかなか一日中美術館内で過ごす、という方はいらっしゃらないと思いますが、「オーロラ―絵画/彫刻」は無料スペースでの展示なので、是非何度でも足をお運びいただければと思います。
また期間中の11月20日金曜日は、夜間開館で20時まで開館しています。同日18:30より市川武史さんと詩人・建畠晢さんによるサウンドパフォーマンスを行ないます。建畠さんは「あいちトリエンナーレ2010」の芸術監督でもありますが、今回は詩人としての建畠さんの魅力をお楽しみ下さい。こちらも観覧無料、申込不要です。
(KS)