「あいちアートの森」、堀川プロジェクトのメイン会場の「東陽倉庫テナントビル2F」で、1月23日(土)に出品アーティストによるトークを行いました。会場でも奥まった部屋で展示している3名の作家さんに参加していただきました。

△右から、村田千秋さん、栗木清美さん、沢居曜子さん。(筆者)
奥に見えるのは村田千秋さんの作品です。
三作家へインタビューする形でトークを進めました。
70年代に制作を始められた沢居曜子さんと村田千秋さんは京都市芸術大学の同級生。
「学生紛争の時代で、普通に絵を教えてもらう、普通に絵を描くような環境ではなく、“なぜキャンバスを選ぶのか”“なぜ油彩を選ぶのか”など、それを選ぶ“必然性”をとにかく問わなければいけない時代だった」とのこと。村田さんは「(師である)堀内正和さんの学内ばかりでなく学外での教えも、自分にとっては影響が大きかった」ことをお話いただきました。
一方、80年代に制作を始められた栗木さんは、「70年代の作家は“社会”を考えて制作していたように思う。80年代は海外からの情報も多く、技法も多種多様になり“自分は何をしたらいいのか”を考えさせられる“個人主義”な時代でした。」とのこと。
時代背景と共に作家の考え方や制作の姿勢も変動していくことがよくわかりました。
展示してある作品についてお話いただきました。

△栗木清美さんの作品
栗木さんは30代に色について悩み、無彩色といわれる黒・灰・白のみを使って描くことに決めた経緯などを教えて下さいました。

△奥に見えるのが、沢居曜子さんの作品
沢居さんのここに展示してある作品は、ここでしか見られません。
会期が終わったら、壁にはりつけた正方形の青色のキャンバスを剥がさなければならないからです。「記録として残るだけで十分。作品は残らない方がいい。」とスパっと言い切る沢居さんでした。
沢居さん→a Ghost from the Little Forest in the North。
栗木さん→村田千秋さん、沢居曜子さんのように自分から突き放している作品。
村田さん→映像の大西伸明さんの作品。
理由も三者三様で面白いお答えをいただきました。
あっという間にお時間がきてしまいました。
出品作家さんの生の声が聞けるって本当に貴重な経験だと実感しました。生きている“今”しかできないことですから。
作家の生の声が聞ける、アーティスト・トーク第2回目の開催を予定しています。予定参加作家は、下のお二人です。

△加藤マンヤ作品《大和カントリークラブ》
戦艦大和の上にゴルフ場です。

△関智生作品
加藤マンヤさんと関智生さんが、それぞれ自作について語ります。
★1月30日(土)午後2時?(1時間程度)展示会場にて
皆さんのご来場お待ちしております!
(KO)