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小川芋銭展の作品集荷で、東北に行きました!

2010年04月02日

間もなく開催される「小川芋銭と珊瑚会の画家たち」展。
担当の学芸員は、その準備のために大忙し!です。この展覧会は当館のオリジナル企画で、巡回はしないため、他の美術館の学芸員さんたちと仕事を分担することがないのです。
この展覧会を担当するK学芸員は、夕方まで東京都内の美術館で作品を集荷し、夜は出版会社でカタログを校正するという過酷な日々を一週間ばかり過ごしたもよう…(お疲れ様です!)
というわけで、大忙しの担当学芸員に代わって、先週東北方面の美術館の集荷に行ってきました!個人的にはこの仕事、かなり好きです。自分の足ではなかなかいけない美術館を実際に訪れ色々と知ることができ、また学芸員さんたちとも面識を得ることができます。

さて、2泊3日の出張、初日は秋田県立近代美術館です。朝5時起き、名古屋→バス→小牧空港→飛行機→秋田空港→バス→秋田駅→電車→横手駅→トラックといった行程で、お昼過ぎにようやく美術館に到着しました。3月といってもまだまだ寒く、畑は一面厚い雪で覆われていました。借用時には、作品を貸してくださる美術館の学芸員さんと一緒に作品の状態を確認します。掛け軸の日本画の状態チェックは久々だったので、ちょっと緊張しましたが、ほとんど傷みがなく、状態の良い作品ばかりで、無事終了しました。ほっ・・・

2日目はトラックで移動して、日光東照宮のまさに隣にある小杉放菴記念日光美術館に行きました。日光に入ったあたりから雪が降り出し、一面雪景色。自然に囲まれた美術館で、庭にはサルや鹿が迷い込むことがあるとか。

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↑小杉放菴記念日光美術館正面

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↑日光の雪景色

この美術館では4月17日?5月30日まで「日光X会津 小杉放菴と喜多方美術倶楽部の人々」という展覧会が開催されます。大正時代に会津にあった美術後援会の喜多方美術倶楽部には、当館の展覧会で取り上げる珊瑚会のメンバーが中心的に関わっていたそうです。同じ時期に、関連する内容の企画展が開催される偶然に感動です!

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↑「日光X会津 小杉放菴と喜多方美術倶楽部の人々」展チラシ

さて、3日目は茨城県近代美術館です。茨城出身の芋銭の作品は、やはりこの美術館に多く所蔵されています。今回は特別に協力をしてくださり、貴重な作品をたくさん貸してくださいました。借用する作品が多かったので、作品の点検には、茨城から3名の学芸員さんが立ち会ってくださり、当館からも課長が合流しました。

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↑茨城県近代美術館

このように、ひとつひとつ大切な作品をお借りして、ようやく開催することができる展覧会。展覧会では、作品をじっくり鑑賞していただくことが一番ですが、作品がどこからやってきたのかを知るのも、結構面白いものです。ここで紹介した美術館からお借りした作品は、ぜひ会場で確かめてみてください。

(MRM)