2011年11月123456789101112131415161718192021222324252627282930

ジャクソン・ポロックとポップカルチャー

2011年11月01日

  

 愛知県美術館渾身の一大企画「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」(2011年11月11日-2012年1月22日、愛知芸術文化センター10F 愛知県美術館。その後、東京国立近代美術館に巡回)の開幕が来週に迫ってきています。
 その前に、ポロック展関連小展示「ジャクソン・ポロックとポップカルチャー」展(2011年11月1日-2012年1月22日、愛知芸術文化センター地下2階アートスペースX前通路展示ケース)が、一足先に今日から始まりました!

 

002installation.jpg

▲ 展示作業中のKS学芸員、SN学芸員、SS学芸員

 

 この「ジャクソン・ポロックとポップカルチャー」展は、ポロックの芸術が欧米や日本の大衆文化に与えた影響を、レコードやファッション、玩具等の実際のさまざまな商品から探ろうとするものです(企画=愛知県美術館)。愛知県内の貴重な某個人コレクションを一挙公開です!

 

001free jazz.jpg

▲ オーネット・コールマン「フリー・ジャズ」1961年(1960年録音)

 

 1950年にポロックは、自分の制作方法について次のように言っています。「私はドローイングに取り組むのと同じ感覚で絵画に取り組みます。すなわち、ダイレクトであるということです。私はドローイングから制作することはしません」。「即興性」という点で、ポロックの絵画とジャズ音楽の間には深い関係性がありますが、このオーネット・コールマン(アメリカ、1930年-)のレコードのジャケットでは、1954年のポロックの絵画《白い光》(現在、ニューヨーク近代美術館蔵)が表紙のデザインに使われてます。

 

003stone roses.jpg

▲ ザ・ストーン・ローゼズ「ザ・ストーン・ローゼズ」 1989年

 

 ストーン・ローゼズ(イギリス、1983-1996年、2011年-)のファースト・アルバムです。ジャケットには、このバンドのギタリスト、ジョン・スクワイアが描いたポロック風の絵画《バイバイ、バッドマン》(1988年)が使われています。スクワイアは現在、画家として本格的に活動しています。バンドはつい最近再結成され、ロック・ファンの間で大きな話題になっています。
 ポロックに対するストーン・ローゼズの関心は並ならぬものがあって、1989年リリースの「ゴーイング・ダウン」では、「彼女はまるで ジャクソン・ポロックの《ナンバー5》」と、歌詞にポロックの名と彼の具体的な絵画作品のタイトルまで出てくるほどです。


 ここでは上のようにレコードを2つご紹介するだけになりますが、この「ジャクソン・ポロックとポップカルチャー」展には、他にもさまざまな種類の興味深いグッズが出品されています。11月11日(金)から始まる「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」にお越しの際は、ぜひこちらの小展示もついでにご覧になっていってください。 (T.O.)