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水野勝規展の見どころ

2011年11月28日

ポロック展と並行してテーマ展「水野勝規 ライトスケープ」も現在、開催中です。この展覧会は、若手の映像作家、水野勝規さんの作品を所蔵作品展内の空間を用いて紹介するもの。所蔵作品展のチケットはもちろんのこと、ポロック展のチケットがあればご覧いただけます。


 この展示の見どころは主に三つあります。まずは水野さんの作品をまとめて見られること!!82年生まれの若い作家さんですので、この展覧会が公立美術館では初の個展形式の展示となります。瑞々しい表現をどう見るかはあなた次第。作風の変化もふくめ、今後も見守っていくという楽しみもあります。


 その次に、ポロック展や所蔵作品展の展示作品との繋がりの中で水野さんの映像を見られることがあげられます。ポロックをはじめとする抽象表現主義の絵画や、近代日本画などを見た後で水野さんの映像を眺めると、何故か近しいものを感じるはず・・・。水野さんの映像が、古今東西の絵画等、豊かなイメージの地層に支えられていることが分かります。愛知県美術館でしか味わえない贅沢な鑑賞体験です。

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↑出展作《lightscope》。円窓みたいですね。
 
 最後、今回の展覧会の最大の見どころは、映像と空間、光の相互作用でしょうか。照明をつけたままの部屋や、自然光のある公共空間で映像を流したりもしています。映像内のイメージだけではなく、その空間全体へと意識を向けてみると面白みが増しますよ。例えば、10階チケット売り場横のガラスに投影された映像は、昼と夜とではこんなに表情に変化が。水野さんご本人は、この作品について「ポロック展を見た後、夕日が沈みかけの時刻に眺めるのがベストかな」とおっしゃっていました。ロマンチックですね。
 

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 ↑↓昼と夕方とでこんなに変わります。後ろの紅葉も良い感じですね。

003水野展示風景 043.jpg

 

 12月3日に行われる「アーティスト・トーク」では、水野さんご本人から作品について語っていただきます!お気軽にどうぞご参加ください―。

(F.N.)