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視覚に障がいのあるかたへのプログラム

2012年10月21日

 愛知県美術館では、視覚に障がいのある方たちを対象とした鑑賞会を開いています。スタートは10年以上前になります。はじめは外部からの要望にお応えすることから始まりました。
 健常者と同じ方法で鑑賞することのできない人たちに、どのように美術作品を鑑賞していただくかという難しい課題に対して、美術ガイドボランティア「アートな美」や点訳グループ「六点会」をはじめとするボランティアのみなさんの協力を得ながら、鑑賞会を開いてお応えしています。

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 (ボランティアの方とペアでの鑑賞です)


 美術館ホームページの「教育プログラム」のなかに「視覚に障がいのある方へのプログラム」でもご案内していますが、18日木曜日と20日土曜日に鑑賞会を開催しました。

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 普段は一般の方にはさわっていただけない彫刻作品をさわって(事前に手をきれいに洗っていただき、やさしくさわって)いただいたり、ボランティアの方に絵画作品を言葉で説明していただいたりして鑑賞をすすめています。ときには立体コピーといって、平面である絵画作品の構図がわかるようにするために、熱を加えるとふくらむ特殊なインクを使って、簡単に図式化された作品のコピーをさわりながら、鑑賞していただいたりしています。

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(新収蔵のゴーギャンの作品を鑑賞中)


 リピーターも多く、参加された方たちは「参加してよかった」と喜んでいただいています。先日の特別講演会での廣瀬さんのお話にもありましたが、健常者でもさわることで初めて感じることもありますが、美術鑑賞の方法は一通りだけではないということだと思います。(ST)