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準備中2

2013年02月24日

 いよいよ本年度の最後を飾る企画展、円山応挙展の準備も最終段階になってきました。そうです、作品が展示室に並び始めました。数年前に企画案が館内会議に提案され、内容はもちろんのこと、どのような枠組みでやるのか、時期はいつか、予算はどうするかなどについて検討し、開催する方向になってからも、どのような人たちの協力が得られるのか、借用先の協力は得られるのかなど、様々な問題を解決しながらようやく作品展示まで至りました。担当者は展示作業が始まってからも、ぎりぎりで作品借用に出かけたり、もちろん図録制作と並行しながらの作業、また、音声ガイドの原稿チェックやグッズ販売についても目配せしながら、さらには協賛者への対応など、本当にいつもながら舞台裏では様々な作業が進められています。

 

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 今回の展覧会の見どころのひとつに、重要文化財である大乗寺の障壁画の展示があります。前のブログでもお伝えしましたが、単にケース内に並べるのではなく、実際の客殿のような再現展示をめざし、こだわりのディスプレイがなされています。さらに照明についても、単一ではなく、朝、昼、夕の自然の光の違いを体感して頂けるように、パナソニックの協力によりLEDライトを使用した変化にとんだ照明を準備しています。

 

 


 企画協力をいただいた明治学院大学の山下裕二教授も述べられていましたが、じっくり見ていると光の変化が孔雀の立体感をより増して、応挙の狙いが分かる気がします。

 

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 写真は天井部分にある今回の為の特別な照明設備で、郭子儀図襖を照らすところです。郭子儀図襖といえばちょうど2月22日付の新聞各紙には、小学館の日本美術全集の発売の大きな広告が出ていました。そこにこの襖絵の写真が使われていました。ご覧になった方も多いと思いますが、今は愛知県美術館で本物を見ることができます。

 

 

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 ほかにも、作品保存には細心の注意を払い、たとえば、密閉のケースでは調湿剤といって、ケース内の湿度を一定に保つ役割を持ったものを来館者の目に届かないところに入れています。もちろん展示室そのものは全国の美術館の中でもトップクラスの空調管理を行っていて、温度、湿度を一定に保っています。

 

 

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 さて、円山応挙展の準備ばかり取り上げてきましたが、愛知県美術館では企画展ごとにコレクション展の展示内容も大きく展示替えをしています。次のブログでその紹介もしたいと思いますが、ここではまず昨年の4月以降はじまった若手作家を展示室6で紹介するシリーズAPMoA Project, ARCHのことに触れておきます。

 

 

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 今回の作家は佐藤香菜さんです。愛知県生まれで、沖縄県立芸術大学で学んだ彼女の作品は一見するとオーソドックスな平面作品ですが、よく見ると刺繍も使われ、ペインティングの強さと装飾性とが融合した独自の世界を作っています。

 

 

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 展示では、担当の大島学芸員といっしょによりよい展示を目指して、数センチ単位の微妙な移動を重ねながら位置決めをしていました。出来上がりは是非会場でご覧になってください。お楽しみに。(ST)

 


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 愛知県美術館の展示室では、次回展覧会の円山応挙展の準備で大忙し。「クリムト黄金の騎士をめぐる物語」展以上に会場設営(ディスプレイ)に一層力が入っています。日本画の展覧会の場合、基本的に作品はケース内展示となりますので、会場は作り付けのケースのほか、普段は美術館のバックヤードに収納されている移動式の展示ケースを出したり、また、レイアウトによっては仮設のケースを作って展示準備をします。仮設とは言ってもガラスや照明も入る本格的なものです。

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 今回の展示での見どころのひとつとなる大乗寺の障壁画の展示については、特にこだわった作り込みがされています。ここだけはガラスケースを作るのではなく、大乗寺の客殿を再現展示するものです。

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 畳が敷かれた様子が写真からわかるでしょうか?畳の縁の文様は、大乗寺で使われているものと同じものが調達されました。他にも釘隠しは大乗寺に使われているものをかたどりさせてもらって同じ文様のものを作っているそうです。

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 建付けが終わってからも木部の色を修正したりして、担当業者の人にもうんとこだわってもらっています。さて、この部分に重要文化財の襖絵が入るとどんなに見えるでしょうか?

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 現在実際の大乗寺では、作品保存上の観点から、本物の襖絵は収蔵庫にしまわれ、複製画が嵌められているということです。ですから愛知県美術館で実作品を見られるというこの展覧会は稀な機会となります。しかもこの部分にはガラスがありませんし、照明についても特別に朝昼夕の自然光の変化を再現した照明となりますので、見逃せない展示となることでしょう。出来上がりを大いに期待していただいて、ご来館ください。(ST)

好評をいただいているクリムト展、最後の連休3日間は、寒い中朝早くから多くのお客様にお越いただきました。

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さて、恒例となりましたクリムト展●万人記念セレモニーですが、土曜日の朝に7万人目のお客様となられたのは、三重の四日市市からお越しになられた西田さんで、奥様とお孫さんと一緒にいらっしゃいました。当館には度々お越しくださるそうです。

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そして、展覧会最終日に記念すべき8万人目となられたお客様は、豊田市在住の狩矢さんでした。クリムトが好きという娘さんとご一緒にお越しになられました。
 
最終的に、クリムト展は約8万2千人の方々に来場していただきました。
今回この●万人記念を行ったことで、客様がこのクリムト展にどれだけ期待してくださっているかを直接的に実感することができ、展覧会を準備したスタッフにとって、大変有意義なものになりました。またご家族、ご友人と一緒に、県内、東海地方、さらに関東や関西と遠くからも足をお運びいただき、大変ありがたく思いました。
 
今後も円山応挙展、プーシキン美術館展など、ビッグな展覧会が目白押しの愛知県美術館にどうぞご期待ください!
(MRM)

5万人目、6万人目

2013年02月06日

 クリムト黄金の騎士をめぐる物語展も最終週に入り、多くの入場者でにぎわっています。先週の金曜日には5万人を達成したばかりですが、土曜日、日曜日も大勢の来場者を迎え、週明けの火曜日の午後には早くも6万人目の入場者を数えました。

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 5万人目の来場者は一宮市から来場された前場さんです。時々愛知県美術館に来られているというお友達といっしょに来館されました。突然のことで天にも昇る気持ちだったとか。きりの良い5万人目ということで東海テレビの取材も入って、いっそう華やいだ雰囲気になりました。

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 そして6万人目に来場していただいたのは、名古屋市天白区から来られた江崎さんです。江崎さんは美術館めぐりがご趣味で、東京や大阪へも出かけられるそうです。この展覧会へはお友達の幅さんを誘っての二度目の来場で、展示替えされた作品を中心に見ようと思って来られたところ、この幸運にとても喜ばれていました。お迎えした館長以下も二度も来場されている方が6万人目となったことを大変喜ばしく思いました。館長からは展覧会図録と記念品が渡され、「前回は図録を買っていなくて、ちょうど今回はと思っていたところなのでとてもラッキー!」と喜ばれていました。
 さて、この調子だと7万人目はいつになるのか予測が付きません。
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 写真では6人と読めなくもありませんが、6万人目です。カメラマンである私が未熟でした。m(__)m(ST)

アーツチャレンジ2013

2013年02月01日


 現在愛知芸術文化センターでは「アーツチャレンジ2013」(2月3日まで)が開かれています。

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 7回目となるこの展覧会は公募で選ばれた39歳以下の若手の作家が、芸術文化センターの共通スペースの普段は展示に使われない空間を中心に作品発表の場としてもらい、空間の魅力を引き出してもらおうというものです。

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(地下2階の通路つきあたりの展示:壁紙も使って私的な空間を創出)

今回は10組(個人参加だけでなくグループの参加もある)の若い作家たちが大きな空間だったり、特殊な形状の空間だったりと挑戦し甲斐のある場所で、様々な作品を発表しています。選集には選考委員のひとりインディペンデント・キューレータの加藤義夫さんのガイドツアーも開催され、展示スペースに入りきれないほどの観客が来場されていました。

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 愛知県美術館が本年度から行っているAPMoA プロジェクト・アーチには、数年前のアーツチャレンジに出品した作家も現れています。若手作家の発掘の場であるとともに、芸術文化センターにとっては美術館だけでなく、広い意味での展示施設としての魅力を引き出してくれるプログラムとなっています。

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(地下2階からの階段踊り場:昭和レトロ屋台の展示と作家がパフォーマンスとしてその中でお客さんと談笑)

 展示されているスペースを見て回るスタンプラリーも行われており、すべてを回ると景品がもらえるそうです。自分もやってこようかな。(ST)