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 「皆さんこんにちはでござる」と、ナントカザえもんみたいに始めてみましたが、現在、小牧市まなび創造館では、移動美術館を開催中です。

平成25年度 愛知県美術館・愛知県陶磁美術館 移動美術館織田信長公 小牧山城築城450年連携事業「もののふの絵姿と茶の湯のうつわ」(2013年8月13日-9月8日)

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 これは、毎年県内各地で愛知県美術館と愛知県陶磁美術館のコレクションを公開しているプログラムで、言ってみれば美術館の「出前」のようなものです。これまで開催してきた移動美術館の多くは、「出前」をする美術館側が「メニュー」を決めてきましたが、今年はやや様子が違います。小牧市が、小牧山城築城450年ということで盛り上がるなかで、展覧会も何かしらそれに関連した内容で開催したい、という「メニュー」にはない注文をいただきました。むむむ。しかし、そこで「出来ません!」とは言えないのがこの板前稼業、ならぬ美術館稼業。無い知恵を絞り、所蔵品目録をひっくり返し、ひねり出したのが今回の展覧会「もののふの絵姿と茶の湯のうつわ」というわけです。

 まずは信長の描かれた絵画を中心に、平安時代後期から桃山時代までの武士を主人公にした作品が並びます。さらに、信長にまつわる書状や、桃山時代の武将たちが好んだ茶の湯のうつわも加わり、こう言ってはなんですが、けっこう見ごたえのある展示になりました。

 東京美術学校の設立に携わったことでも知られる岡倉天心は、『茶の本』という著書の中で、戦で人を殺す武士道を「死の術」、茶の湯を「生の術」と言い表しています。この展覧会では、図らずもその両方を同じ空間に並べることができたのではないかと思います。

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 会場の小牧市まなび創造館は、小牧駅からすぐ近くの複合施設、ラピオの4階にあります(下の地図をご参照ください)。また、「世界の名画を見ませんか?」展を開催中のメナード美術館も徒歩圏内ですので、ぜひ一緒にご覧いただければと思います。さらに、この移動美術館の弟とも妹ともいえる「モバイル・トリエンナーレ」も要注目です。というわけで、今年の夏は、県内各地で「お待ちしているでござる」(笑)。


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(TI)