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お知らせ

2017年05月01日

 

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 
今後こちらのブログはバックナンバーとなります。

新しい愛知県美術館のブログはこちらをご覧ください。


御迷惑おかけしますが、ブックマークの変更をお願いします。

引続き、愛知県美術館をよろしくお願いします。

 

 

愛知県美術館 新ブログ→ http://blog.aac.pref.aichi.jp/apmoa/

 

 2014年も11月の半ばを過ぎ、だんだんと、年の瀬という雰囲気になってきました。愛知芸術文化センターにとって今年は、1992年の開館以来の大きな組織改編の年でもありましたが、それがあと1ヶ月少しで終わるのかと思うと、ちょっと感慨深いものがあります。
 愛知県芸術劇場の運営を(公財)愛知県文化振興事業団が行うという指定管理者制度の導入は、これまで新聞等でもある程度、報道されてきました。愛知県文化情報センターの公演事業は事業団が引き継ぎましたが、その一方で映像事業がどうなるのか? といったことは特に報じられず、上映会を定期的に訪れられるお客様からは、映像はどうなってしまうのか、という質問をいただくこともありました。


 ただ、愛知県美術館の「2014年度展覧会スケジュール」には、映像事業がラインナップの一つとして掲載されていましたし、夏の「これからの写真」展では、展覧会に併せる形で、12階のアートスペースAを会場に、コレクション作品上映会「フィルムからデジタルへ」を開催しました。4月より試行として始まった、映像作品を紹介するスペースであるビデオテークでも、文化情報センターが企画・制作していた「愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品」を上映しています。ですので、美術館の事業として映像分野が引き継がれていることは、徐々に伝わりつつあるのではないか、と思います。

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▲ジャン=フランソワ・ラギオニの『LE TABLEAU』(絵の中の小さな人々/2011年)

 11月23日(日)から始まっている「第19回アートフィルム・フェスティバル」は、「第19回」とカウントされている通り、文化情報センターから映像事業を引き継いで行うものです。その一方で、美術館の企画として行うことも意識して、初日には黒の抽象絵画で知られる画家ピエール・スーラージュに関する短編ドキュメンタリー、フランソワ・カイヤ『CHAMBRE NOIRE, CINQ PEINTURES DE PIERRE SOULAGES』(黒い部屋、ピエール・スーラージュの5つの絵/1983年)と、絵を描くことをモチーフにしたアニメーション、ジャン=フランソワ・ラギオニの『LE TABLEAU』(絵の中の小さな人々/2011年)を併せて上映する、といったプログラムを組んでいます。また、28日(金)には、ウケ・ホーヘンダイク『みんなのアムステルダム国立美術館へ』(2014年)と、当館の古田浩俊課長のトークも行います。

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▲ウケ・ホーヘンダイク『みんなのアムステルダム国立美術館へ』(2014年)

映画祭ではしばしばあるのですが、直前になってプログラムが変更になったり、作品が差し替えになったり、といったことが起こります。(絵の中の小さな人々)は英語字幕で上映を予定していましたが、実際には当日、日本語字幕版で上映できたのも、そんな例の一つです。12月7日(日)の最終日まで、多少のアクシデントもあるかもしれませんが、映画ファンの方も、美術愛好家の方も、共に楽しんでいただければ幸いです。

アートフィルム・フェスティヴァルの上映プログラムについてはこちらを、スケジュールについてはこちらをご覧ください。

(T.E)

皆さん、こんにちは。街中のBGMがジングルベルに染まりつつある今日この頃、まるで冷やし中華のお知らせのように季節外れなスタイルで始めてみましたが、皆様は如何お過ごしでしょうか。皆さんの中には既にお気づきで、さらに実際に作品をご鑑賞頂いた方も少なくないのではないかと思いますが、今年の4月から当館の10階ビデオテーク内の一室を映像コーナーとして整備し、コレクションなどの映像作品を選んで企画展会期ごとに1作品ずつ上映しております。

 

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ここがビデオテークの入口です。入って左側が映像コーナーです。右側はビデオ番組コーナーで、こちらでは美術館のオリジナル番組がご覧いただけます。例えば今回の内容に関するものだと、「中西夏之-絵の姿形-」がおススメです。また学芸員の昔の姿が見られる「美術館学芸員の仕事」も色んな意味でおススメです。


 昨年のあいちトリエンナーレや各地で行われている展覧会などでも明らかなように、美術家による映像作品は、近年の現代美術のトレンドと言って良いほどに盛んに制作されています。それらは映像を撮る/見ることの構造へ向けた視点や、それぞれの問題意識を映像の中で追及する手つきにおいて、映画業界で修業を積んだ映画監督が撮った作品とはまた異なる持ち味を持っています。

こうした傾向に対して、当館でも収集活動を通じて少しずつフォローしていますが、一方で映像の作品をコレクション展示の中に組み込むには難しい問題もあります。一般的に映像に適した上映環境というのは(プロジェクターを用いる場合は特に)、壁やカーテンで仕切られた暗室です。けれどもコレクション展示の中では他の絵画作品などにも照明を当てる必要があるために、なかなかこうした環境は準備しにくく、せっかく所蔵している映像作品についてもお見せする機会をあまり作れていませんでした。

また、昨年度まで文化情報センターが行っていた映像事業を、この春から美術館が引き継ぐことになりました。それに伴って、多数の受賞歴を誇るこれまでの愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品を、今後どのように公開していくのかという事も重要な課題となりました。

春から運用を開始したビデオテークでの映像上映は、上記の課題を解決して、コンスタントにコレクションの映像をお見せするためのものです。記念すべき第1回目は、昨年度新たに収蔵された田中功起による《買物袋、ビール、鳩にキャビアほか》(2004)でした。2回目は同じく新収蔵作品の奥村雄樹《ジュン・ヤン 忘却と記憶についての短いレクチャー》(2011)、3回目は牧野貴《Generator》(2011)と続き、デュフィ展開催中の現在は、ダニエル・シュミット《KAZUO OHNO》(1995)を上映中です(《Generator》と《KAZUO OHNO》は愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品です)。

 

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この銀色のスタンドに作品のキャプションと解説がありますのでお見逃しなく。

ちなみに上映作品のセレクションについては、例えば現在の《KAZUO OHNO》の場合であれば、大野一雄に《ラ・アルヘンチーナ頌》(1977年初演)のインスピレーションを与えたことで有名な中西夏之の作品が近くに展示されていますし、奥村雄樹作品の場合は「あなたのリアル、わたしのリアル。」展で展開されていたリアルとは何かという問いが、オリジナル/オリジンの問題として変奏されているように、他のコレクション展との関わりにも注目して頂けるとより一層楽しんで頂けることと思います。

ちなみに11月23日から行われる第19回アート・フィルム・フェスティヴァルでは、奥村雄樹のもう一つの所蔵作品《善兵衛の目玉(宇宙編)》(2012年)や、愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品の最新作である三宅唱監督の《THE COCKPIT》(2014年)の初公開も行われますので、こちらも是非合わせてご覧ください。

 

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第19回アート・フィルム・フェスティヴァルのチラシ。上映プログラムについてはこちらを、スケジュールについてはこちらをご覧ください。

(TI)
 

夏本番の今日この頃ですが、皆様は猛暑対策にいそしんでらっしゃいますでしょうか。この夏の愛知県美術館は本丸で行われる「これからの写真」展以外にも、各所で同時多発的に熱い戦い、もとい当館所蔵品のお披露目が続いております。既に終了した茶臼山での移動美術館、田原市博物館でのサテライト展示、さらには貸出でご協力した展覧会を含めればきりがありませんが、今日ご紹介するのは大口の陣、もとい大口町歴史民俗資料館でのサテライト展示です。

大口町歴史民俗資料館

 

移動美術館とサテライト展示は、本丸になかなかお越しいただけない方々に、当館の作品をお見せする貴重な機会ですが、同時に日頃あまり名古屋を出ない我々が、様々な地域の文化状況を知る絶好の機会でもあります。また、普段とは勝手の違う空間で、展示に工夫を凝らすのもなかなかの楽しみです。

移動美術館とサテライト展示

 

大口町、私は今回初めて訪れたのですが、昔の市長が企業の工業誘致に力を入れたそうで、資料館に向かう間にも有名企業の大きな工場を目にします。資料館と同じ建物の中にはトレーニングセンターや会議室などもあり、入口は常に人でにぎわっています。曜日によっては館内で市も開かれるようで、展示作業の日には地元で取れた野菜や、焼き立てのパンなども売っていました。ちなみに2005年の移動美術館はここで行われました。

 

今回のサテライト展示は「創作のヒミツ」というタイトルで、制作のプロセスが分かるような資料を集めてきて、作品と一緒に展示しています。現代の美術作品には特殊な技法や素材を使ったものが数多くありますが、一見突飛に見えていた作品も、どうやって作っているのかを知ると、新しい楽しみ方が発見できるのでは?…というのが担当者の目論見です。

 

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展示内容をいくつかご紹介しましょう。まずは今回の目玉と言えるのが、本邦初公開となる浅野弥衛のフロッタージュ台です。実は今年2014年は、浅野弥衛の生誕100年という記念の年。東海地方の戦後美術を支えてきた巨人の偉業を称えるために、この展覧会でもささやかな展示を行っています。それが当館所蔵のフロッタージュと共に展示されている、フロッタージュ台です。フロッタージュというのは凹凸のある所に紙を乗せて鉛筆でこすることで、下の凹凸を写し取るという技法です。2年前のエルンスト展では、ロビーにフロッタージュのコーナーもありましたので、ご記憶の方も多いのでは。浅野弥衛はフロッタージュを作るときに、自分でそのための台を作っていました。この台、勿論作品を作るための単なる道具といえばそうなのですが、台そのものも作品のような魅力を放っているから不思議です。これは是非会場で見てほしい作品ならぬ貴重な資料なのです。

 

今回はエルンスト展の真似をして(それは言うな)、会場にご来場の皆さんにも気軽にフロッタージュを体験して頂けるコーナーを設けました。とはいっても流石に浅野弥衛のフロッタージュ台は使えないので、画家の佐藤克久さんに新たにフロッタージュ台を作って頂きました。浅野弥衛の闘魂を受け継ぐ佐藤さんならではの、素敵な台を用意してもらいましたので、こちらもお見逃し、おこすり逃しなく。

 

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他にも森田浩彰、設楽知昭、山田純嗣、白髪一雄、多和圭三、染谷亜里可、北山善夫、クリストの作品と、資料と共に展示しています。ちなみに大口町歴史民俗資料館は、昨年「アイチのチカラ」展にも出品された倉地比沙支さんの個展を過去に開催したこともあり、館内には倉地さんの作品も展示されています。また、近くには愛知が生んだ建築界の巨人、黒川紀章が設計した大口中学校がありますので、遠目で見学することも出来ます。また、会期中には社本奈美さん(8月24日)、大田黒衣美さん(9月15日)というアーティストによるワークショップ(対象:小学校4年生から中学生まで)もあります。

 

最後に重要な情報を。資料館へはお車が便利ですが、公共交通機関でお越しの方は名鉄柏森駅からコミュニティバス(基幹ルート、もしくは北部ルート反時計まわり)をご利用ください。本数が少ないので事前に時刻表を確認されることをお勧めします。(TI)


大口町コミュニティバス時刻表・乗り換え検索


 

アーツチャレンジ2013

2013年02月01日


 現在愛知芸術文化センターでは「アーツチャレンジ2013」(2月3日まで)が開かれています。

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 7回目となるこの展覧会は公募で選ばれた39歳以下の若手の作家が、芸術文化センターの共通スペースの普段は展示に使われない空間を中心に作品発表の場としてもらい、空間の魅力を引き出してもらおうというものです。

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(地下2階の通路つきあたりの展示:壁紙も使って私的な空間を創出)

今回は10組(個人参加だけでなくグループの参加もある)の若い作家たちが大きな空間だったり、特殊な形状の空間だったりと挑戦し甲斐のある場所で、様々な作品を発表しています。選集には選考委員のひとりインディペンデント・キューレータの加藤義夫さんのガイドツアーも開催され、展示スペースに入りきれないほどの観客が来場されていました。

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 愛知県美術館が本年度から行っているAPMoA プロジェクト・アーチには、数年前のアーツチャレンジに出品した作家も現れています。若手作家の発掘の場であるとともに、芸術文化センターにとっては美術館だけでなく、広い意味での展示施設としての魅力を引き出してくれるプログラムとなっています。

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(地下2階からの階段踊り場:昭和レトロ屋台の展示と作家がパフォーマンスとしてその中でお客さんと談笑)

 展示されているスペースを見て回るスタンプラリーも行われており、すべてを回ると景品がもらえるそうです。自分もやってこようかな。(ST)

友の会特別鑑賞会

2013年01月11日


 昨夕、愛知県美術館では友の会会員を対象としたと「クリムト 黄金の騎士をめぐる物語」展の特別鑑賞会がありました。この特別鑑賞会とは、以前にもお知らせしましたが、企画展毎に担当学芸員が別室でスライド使って簡単なレクチャーをしたあと、会場でお話しをするものです。

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 では何が一般向けのギャラリートークと違うのかというと、単に展覧会の案内だけでなく、展覧会を開催するにあたっての裏話など、普段はなかなか聞けない内容が含まれていることと、一般のお客さんが退出されていなくなったところで貸しきりの状態でゆったりと鑑賞できること、そして、担当学芸員だけでなく、館長、副館長、その他の学芸員もいっしょに会場を回り、一方的なトークだけでなく、それぞれマンツーマンでお話しする機会もある、という特別な鑑賞会なのです。一方的なトークの中ではなかなか言い出せない質問も一対一でならば気軽に聞くことが出来ると好評です。なので、いつも予定時間を超過してしまい、名残惜しげに会場を後にされる会員の姿も…。

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 このスタイルでの特別鑑賞会は、20年近く前に初代館長の浅野徹さんと友の会理事の方たちとのよい関係から生まれ、友の会が発足して以来の伝統になっています。興味のある方は友の会事務局へどうぞ!(ST)

 8月21日から碧南市藤井達吉現代美術館では、企画展の「原裕治展ーかたちの奔流と止水ー」の会期と同時開催として、愛知県美術館サテライト展示「杉本健吉が描く『新平家物語』」が公開されています。

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 「原裕治展」は59歳という若さで亡くなった愛知県の彫刻家を回顧する展覧会です。愛知県立芸術大学時代の初期の具象彫刻から、抽象への変化、そして晩年に至るまでのそのあゆみを跡づけた、大変見応えのある展覧会です。愛知県美術館が所蔵している2点の作品も同会場でご覧いただけます。

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 20日にあった開会式には式典の行われたロビー部分に入り切れないほどの大勢の招待者があふれ、展示作品には、この作家の魅力を改めて認識させられました。

 

 この原裕治展と同時開催で、地下の展示室4を会場として愛知県美術館所蔵の杉本健吉作品の中から、いまNHKテレビでも話題?の平清盛を題材とした作品を公開しています。

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 もともとは1950年から吉川英治原作で週刊朝日に連載され大変な人気となった『新平家物語』の挿絵として描かれたものです。杉本健吉の名を広く世に知らしめたことでも記憶されています。杉本の巧みな筆さばきを間近ご覧いただけます。是非碧南市藤井達吉美術館まで足をお運びください。

(S.T.)

新年のご挨拶

2012年01月03日

新年、明けましておめでとうございます。


昨年は、東日本大震災をはじめとする自然災害、そして内外の政治経済をはじめとする社会の不安定化のなかで、誰もが現在の状況を把握し、将来に展望をもつことが困難な一年だったと思います。当館でも「プーシキン美術館展」中止にともなう「棟方志功展」の開催、また、被災地での文化財レスキュー活動への参加など、震災以前には予想もしなかったことへの対応に追われました。そのなかで、東北復興支援のため、また文化財レスキュー活動支援のため、さまざまな機会に皆様にご協力をお願いし、多額の義援金をお寄せいただきました。ここに改めてお礼申し上げます。


そのようななかで「棟方志功展」をはじめ「麻生三郎展」「島田章三展」そして「ジャクソン・ポロック展」を開催することができました。また、企画展ごとにさまざまなテーマや特集を組み込んだ所蔵作品展、さらに8階ギャラリーの展覧会もあわせて、多くの皆様にご来場いただきましたこと心より感謝申し上げます。


そして、昨年は、美術館活動を支えていただく、作品のご寄贈をはじめ数多くのご寄附やご支援をいただき、大変心強く、大きな励みとなりました。特に地元企業の蟹江プロパン様からは、美術品の購入資金として2億円のご寄附をいただき、当館コレクションの核の一つとなるフェルナン・レジェ《緑の背景のコンポジション(葉のあるコンポジション)》を購入することができました。


現在、開催中の「ジャクソン・ポロック展」は、1月3日の特別開館から皆様をお迎えいたします。この展覧会は、日本初、そしてポロックの生誕100年であっても、海外では開催を断念したと伝えられる回顧展です。またとない機会ですので、ぜひ、ご来場ください。


2月3日からは、当館の所蔵作品から「うつす」をキーワードにして、美術作品の魅力をご紹介する「うつし、うつくし」展を開催します。そして4月以降も、シュルレアリスムの巨匠の回顧展など、魅力ある展覧会の開催を予定しています。これら平成24年度の企画展をはじめとする事業計画は改めてお知らせしますが、どうそご期待ください。


新しい年を迎え、スタッフ一同、愛知県美術館ならではの良質の展覧会の開催をはじめとして、より一層皆様に親しんでいただける美術館にしていけるよう取り組んでまいりたいと存じます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

愛知県美術館館長 
村田 眞宏

ご報告

2011年12月10日

東日本大震災発生から9ヶ月が過ぎようとしています。被災された方々に、あらためて心からのお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。


愛知県美術館では、震災以降、さまざまな機会に来館者の皆様に義援金へのご協力をお願いし、その都度、ご支援をいただいてまいりました。そのなかで、被災した美術品をはじめとする文化財を救出する「文化財レスキュー活動」へのご支援を呼びかけさせていただいてまいりました。先日、全国美術館会議から感謝状を受けてまいりましたので、ここにそのご報告を申し上げます。

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↑ 感謝状の授与。左は全国美術館会議・青柳正規会長、右が村田。


まず、4月29日から6月12日まで麻生三郎展を開催にあわせて、所蔵作品展では、この度の大震災で被災された方々に思いをよせ、その心情に寄り添わせていただくことを願って、「祈りと鎮魂」をテーマにしたささやかな展示を行いました。その際、展示室内に文化財レスキューの支援のための義援金箱も設置し、ご来場いただいたお客様にご協力をお願いいたしました。その結果、175,406円の義援金をお寄せいただきました。この義援金はその後、「愛知県美術館来館者一同」として全国美術館会議に託させていただきました。その義援金への同会議会長からの感謝状です。


つぎに、7月9日から9月4日まで開催した「東北復興支援特別企画 棟方志功 祈りと旅」展では、この展覧会の実行委員会として、支援のための募金、絵葉書あるいはポスターの販売などを通じてご協力をお願いし、合計金額569,234円の義援金を集めさせていただきました。この内、半額の284,617円を文化財レスキュー活動のため、全国美術館会議に託させていただきました。同じく、その感謝状です。なお、この義援金の半額につきましては、朝日新聞厚生文化事業団に託させていただきました。

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また、棟方志功展開催期間中には、美術館のミュージアムショップで、東北地方の各美術館のオリジナルグッズや、同地方の名産品などを販売して、その収益金500,011円の半額250,006円を、このショップを運営する愛知県文化振興事業団から、文化財レスキュー活動等のために全国美術館会議に託させていただきました。なお、この収益金の半額につきましても、朝日新聞厚生文化事業団に託させていただきました。


以上、ご報告させていただきますとともに、改めて皆様のご支援とご協力に心から感謝申し上げます。


愛知県美術館長
村田 眞宏

 

 東日本大震災から3ヶ月半が過ぎた今、あらためて被災された方々に、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。

 23年度第1回目の企画展として4月29日から6月12日まで麻生三郎展を開催いたしました。この企画展にあわせて、所蔵作品展ではこの度の大震災で被災された方々に思いをよせ、その心情に寄り添わせていただくことを願って、「祈りと鎮魂」をテーマにしたささやかな展示を行いました。

 あわせて展示室内に文化財レスキューの支援のための義援金箱も設置し、来館者の皆様にご協力をお願いいたしました。その結果、175,406円という多額の義援金をお寄せいただきました。この義援金は6月15日に郵便局から「愛知県美術館来館者一同」として全国美術館会議に送金させていただきました。皆様からのご協力に心から感謝申し上げます。

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 7月9日(土)からは東北復興支援特別企画として「棟方志功 祈りと旅」展を開催いたします。この展覧会では、支援のための絵葉書あるいはポスターを販売するとともに、東北地方の美術館グッズ、工芸品などを販売し、その収益金を義援金として被災地へ、また、文化財レスキュー活動にも役立てさせていただこうと思っています。

 一人でも多くの方々にご来館いただき、被災地東北へ思いを寄せていただくとともに、ご協力をいただければと願っています。

愛知県美術館長
村田 眞宏

愛知県美術館で開催していた「カンディンスキーと青騎士」展は、4月17日に終了しました。
多くのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。


中日新聞と共催した「カンディンスキーと青騎士」展では、東日本大震災の被災地へお送りする義援金のための募金箱を設置していました。


短い期間ではありましたが、ご来場のお客様から多くの義援金をいただき、その総額は93,677円にのぼりました。
ご協力いただいた皆様に、心よりお礼申し上げます。


この義援金を、中日新聞社会事業団を通じて被災地にお送りするため、同事業団さんにお渡ししてきました。

 

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▲中日新聞社会事業団の義援金受付


皆様から集められた募金が被災地の方々のために役立てられ、被災地が一日も早く復興されることを祈っております。(S.S.)


今後の募金について:
このたびの震災では、文化財や美術館も被害に遭いました。
愛知県美術館では、それらの文化財を守り、保全してゆくために使用される義援金の募金を行うことを予定しています。
詳細については決まり次第、お知らせいたします。
 

館長からのごあいさつ

2011年04月28日

東日本大震災で被災された方々に、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、被災

地の復興を心よりお祈り申し上げます。


大地震と津波による被害、度重なる余震、それに福島第一原子力発電所の事故がかさなり、今、私

たちは復興の道筋さえ描けないような未曾有の被災状況に直面しています。日々、刻々と変わる被

災状況や避難所での不自由な生活に耐える被災地の方々の状況などを伝えるテレビや新聞に接して

いるうちに、いつの間にか4月からの新しい年度を迎えていました。被災地から遠く離れてはいる

ものの、愛知県美術館でもその活動に少なからぬ影響が出始めています。そのようななかで、美術

館として被災を受けられた方々に何ができるのか、あるいはこのような時期だからこそできること

は何かと自問しながら、この数週間を過ごしてきました。


本年度第1回目の企画展として4月29日から麻生三郎展を開催します。戦前から戦後にかけて、

時代や社会の変化のなかで人間そのものを見つめ、その本質を追究し続けたこの画家の作品は、今

の時期だからこそ私たちに深く問いかけ、語りかけてくるものがあるように思います。是非、ご来

場いただきたく存じます。また、この企画展にあわせて開催する所蔵作品展では、この度の大震災

で被災された方々に思いをよせ、その心情に寄り添わせていただくことを願って、ささやかな展示

を準備しています。ぜひ、一人でも多くの皆様にご覧いただきたく思っています。

 

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↑所蔵作品展示室にて。

 

この度の大震災では、多くの文化財や美術品も被災しました。文化財や美術品は、地域社会に生き

る人々の心のよりどころとしての役割をもっています。被災地が本当の意味で復興をなしえるには

、その地域にとってかけがえのない文化財や美術品が救出され、必要な処置を施されて、再びその

地に戻されて人々の心と生活のなかに息づいていくことが欠かせません。それらを救出する活動が

文化庁を中心に始まっています。当館でも、この救出活動に学芸員も派遣するなど、少しでも貢献

できるようにしていきたいと思っています。また、被災した文化財や美術品を救うための募金もお

願いしたいと思っております。皆様のご援助をお願いします。

 

新年度は、日本が未曾有の困難な状況に直面したなかで始まりました。今の時期だからこそ、私た

ち美術館が社会のなかで何ができるのか、美術作品を皆さんにご覧いただくことを通じてどのよう

な貢献ができるのか。そのようなことを問いながら、活動を続けていきたいと思っています。そし

て何よりも、県民の皆様に良質の美術作品をご紹介することを通じて、心休まる平穏な時間をお持

ちいただけるよう努力していきたいと存じます。


2011年度を迎え、館長以下新しい体制で、心新たに頑張っていきたいと思います。これまでにも増

して、皆様に親しんでいただける美術館になっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い

申し上げます。

 

                                        愛知県美術館長    村田眞宏
 

募金にご協力下さい

2011年03月18日

このたびの東日本大震災で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。


美術館受付に、募金箱を設置しました。
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 この募金箱で集められたお金は、中日新聞社会事業団を通じて、東日本大震災の被災地に義援金として送られます。


被災地の一日も早い復興を祈念いたしますとともに、ご来館の皆様には募金へのご協力をお願い申し上げます。 

(S.S.)
 

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10月23日(土)から12月19日(日)まで、三重県立美術館で『ひろがるアート』展が開催されています。これは所蔵品をより魅力的に展示するために、愛知・岐阜・三重の三県立美術館が協力して行う三県立美術館協同企画の第5回目の展覧会になります。今回の副題は『現代美術入門編』といい、20世紀後半の美術に焦点を当てています。愛知県美術館からは17点の作品が出品されているのですが、ニーヴェルスンの《漂う天界》を始め、戸谷成雄の《双影体II》、千崎千恵夫の《無題》など大型の作品が多いので、点数以上に愛知の所蔵品の印象は大きいです。

 

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これは搬出前、お預けする三重県立美術館の学芸員さんと双方で点検を行い、作品の引継ぎをしているところです。

 

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大きなカンバス作品の梱包は、物理的にただ大きいというだけでない難しさがあります。たわませると、最悪の場合、画面が裂けてしまうことがあるくらい危険なことだからです。不均衡な力を与えないように・・・、ゆっくりと・・・・、みんなでタイミングをあわせて・・・・。

 

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今回は組み立てや展示が難しい作品も多かったので、展示作業には愛知の学芸員も応援に行きました。例えばこの西村陽平の《Iron Container for Mummified Magazines》などがそうです。この作品の場合は16個のパーツから成り立っており、瓶も組み立てた後に置く事になっています。こういうものは作家から直接聞いた設置方法の言葉が非常に大事です。作品とは別に、所蔵品の資料として美術館が大切に保管しています。複雑なものは作家が設置しているところをビデオ撮影して保管しているものもあります。

12月4日(土)2時からは、当館の学芸員も参加したギャラリートークが行われます。どうぞみなさんお出かけ下さい。

 (N.N.)

FTatsukichiPortrait.jpg 藤井達吉(1881?1964)という美術工芸家をご存じの方も少なくないと思いますが、念のため、まず簡単にご紹介します。彼は、明治14年に、現在の愛知県碧南市に生まれました。その制作活動は、日本画を中心とした絵画から、七宝、染色、漆工などの工芸分野まで実に幅広いものです。また、活動した時期も明治末から昭和までと長期に渡っていて、彼の芸術家としての全体像を把握することを難しくしています。(左図:藤井達吉肖像、大正6年)

 彼は、明治の終わりから大正時代にかけて「フュウザン会」や「无型」といったなどの前衛的なグループに参加し、美術の新しい可能性を切り開こうとしていた気鋭の画家・彫刻家・工芸家たちと親しく交わりました。この時期、彼は、絵画の制作はもちろん、工芸の分野でもその近代化を掲げて個性的な作品を世に問うていきました。しかし、当時の工芸界はまだそのような個性的な制作への関心は薄かったようで、彼の制作と主張への賛同は思ったようには広がっていきませんでした。

 彼は、やがてそのような活動から離れていき、昭和期の後半生には、郷里での後進の指導に重きを置くようになっていきました。瀬戸で若い陶芸家を指導し、また小原(豊田市)の和紙工芸を芸術的な創作活動へと導いたのが、他ならぬ藤井達吉だったのです。この時期になると彼の制作は文人的な性格が強まり、平安時代の継紙の技法を現代に蘇らせた「継色紙(つぎしきし)」の作品や、水墨による作品を数多く遺しました。

 今、その藤井達吉の画家としての活動に焦点をあてた展覧会が、碧南市藤井達吉現代美術館で開催されています。これはなかなか見応えのある展覧会で、彼の制作の初期から晩年までの絵画制作が一望できるものです。愛知県美術館では、昭和30年に愛知県文化会館美術館として開館したときに、藤井本人から1,460点余りの作品や資料を寄贈していただいており、今回の展覧会にも10点を超える作品を出品しています。この展覧会には、そういった美術館所蔵の作品だけでなく、私自身、今回初めて見る個人蔵の作品も数多く出品されていて、さすが藤井研究の拠点美術館だけのことはあるという充実した内容です。藤井達吉ファンはもちろん、これまで彼のことをあまり知らなかった方にも必見の展覧会です。

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 美術館の近くには、文化財を所蔵するお寺など古い建物も多くある町並みや、地元の新鮮な魚介類を販売する魚屋さんなどもあり、散策気分で美術館界隈を楽しむこともできるお勧めスポットです。また、少し足を伸ばせば、農産物の直売の「あおいパーク」や、こちらは魚介類専門の「一色さかな広場」などもあり、見ることはもちろん、食べることでも楽しみ満載です。展覧会は1月11日(月、祝)まで、是非一度お出かけください。

 (MUM)

画家としての藤井達吉
2009年11月3日(火・祝)-2010年1月11日(月・祝)
観覧時間:10:00-18:00
休館日:月曜日(ただし11月23日(月)・1月4日(月)は開館し11月24日(火))は休館)
年末年始は12月28日-1月1日休館。年始は1月2日より開館。
展覧会ウェブサイト:http://www.city.hekinan.aichi.jp/tatsukichimuseum/temporary/gakafujii.html

 来年のあいちトリエンナーレ2010を盛り上げるために、もっと多くの方に現代美術作品に触れてもらい(残念ながら文字通り手で触れてはいけませんが)、関心を持ってもらおう、ということで、愛知県の本庁舎と県議会に作品設置を行いました。

 美術好きの方にはこれからトリエンナーレのプレイベントが目白押しで楽しんでいただけることだと思いますので、今回は「美術?なにそれおもしろいの?」くらいの、関心をあまりお持ちでない方に向けて、こんな面白いものがあるんですよ、という形でご紹介できるよう、あまり美術とは縁がない庁舎と議会という場所に設置することになったわけです。

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 本庁舎は西側の入口に岡本敦生+野田裕示の『地殻―潜むかたち1』という御影石の彫刻を、愛知県議会はロビーに先月芸文センターで大好評のうちに個展を終えた三沢厚彦の『Animal 2008-01』を。庁舎と議会、なかなか行く機会のない方も多いかと思いますが、一般の方でも特に手続きなどなく入れますので、お近くにお立ち寄りの際は是非ごらんください。

 美術館の外に作品を展示する、というのは保存的観点から色々と制約があるので、なんでも展示しようというわけにはいきませんが、今後も美術館の中に閉じこもらずにどんどん外に作品が飛び出していけると良いな、と思います。

 さて、それとは全く別の話題ですが、最近混乱するイランの情勢を刻々と生の声で伝えている、と注目されているTwitterというウェブサービスがあります。1記事140字制限で、いまなにしてるかなど気軽なつぶやきが魅力(イランの件はまったく気軽ではありませんが)のミニブログなんですが、実はアート関係のアカウントもたくさんあります。

瀬戸内国際芸術祭
http://twitter.com/setouchi_art_jp(日本語版), http://twitter.com/setouchi_art(英語版)
2010年7月19日-10月31日に開催される瀬戸内国際芸術祭2010の公式アカウント。応募中のプロジェクトの情報や、参加アーティストが今どこで個展をしているか、など。あいちトリエンナーレ2010は出遅れているカモ...。

アサヒ・アート・フェスティバル
http://twitter.com/AsahiArtFes
2009年6月20日-9月13日、もう始まっていますが、アサヒ・アート・フェスティバル2009の公式アカウントです。

ART LAB OVA
http://twitter.com/downtownart
桜木町を中心に、まちとの関わりを探るアートプロジェクトを行っている非営利団体。上に挙げたアサヒアートフェスの一つ、2009年8月22日-8月30日に開催される横浜下町パラダイスまつり2009の情報です。

淡路島アートセンター
http://twitter.com/aac_staff
NPO法人淡路島アートセンターのアカウント。上に挙げたアサヒアートフェスの一つ、淡路島アートフェスティバル2009淡路島アート不動産の情報です。

アートマネジメント動画 ヒトミテ
http://twitter.com/hitomite
地域のアートマネジメント事例をインタビュー形式で紹介する動画ブログのアカウントです。

TOKYO ART BEAT
http://twitter.com/TokyoArtBeat_JP
東京近郊の方にはいまや定番となっている感のある展覧会情報サイトTokyo Art Beatのアカウントです。シンポジウムやトークイベントの情報もフォローされていて便利ですね。

混浴温泉世界
http://twitter.com/konyokun
もう終わってしまいましたが大分別府で開催されていた別府現代芸術フェスティバル2009 混浴温泉世界のなかで生まれたコンヨクン、だそうです。

101TOKYO Contemporary Art Fair
http://twitter.com/101TOKYO
4月にアキバ・スクエアで行われたアートフェアです。

 もうすぐ始まる越後妻有の大地の芸術祭はTwitterを利用してないみたいですね、残念(見つけられなかっただけかも知れません)。日本のギャラリーのアカウントも発見できず。たぶんやってるところはあると思うのですが...。海外のアカウントもたくさんあります。

Museum of Modern Art
http://twitter.com/MuseumModernArt
いわずと知れたMoMAですね。

brooklynmuseum
http://twitter.com/brooklynmuseum
ブルックリン美術館です。

Whitney Museum
http://twitter.com/whitneymuseum
ホイットニー美術館です。

SFMOMA
http://twitter.com/SFMOMA
サンフランシスコ近代美術館です。

LACMA
http://twitter.com/LACMA
ロサンゼルス・カウンティ美術館です。

Tate
http://twitter.com/Tate
イギリスのテート・ギャラリーのアカウントです。

 展覧会の会期やイベントの詳細など正確さが要求される情報はウェブサイトで、ゆるいコミュニケーションや直接は事業と関係しないけど関心が共有できそうな情報などをTwitterなどを利用してぽつぽつと行っていくというかたちで、広報のあり方が変化してきていますね。ただ日本の美術館で公式にTwitterアカウントを持っているところは、私の知っているかぎりではありません。MoMAやブルックリンがどのような内部的な処理を経てやっているのか分かりませんが、公的機関の場合とくに、あくまで公式な情報発信である以上投稿内容に対する責任の所在など色々クリアしなきゃいけない問題があります。

 実は愛知県美アカウント(http://twitter.com/apmoa)もあるにはあるのですが、昨年の夏にアーティスト、ジミー・キンリーによるストリート・パフォーマンスの実況をしたくらいでその後全く更新していません。何らかの形で活用したいです。

 いずれにせよ上に挙げたように様々な団体が実際に情報発信としてTwitterを利用しており、相互にコミュニケートしているという状況はすでにできあがってきています。皆さんも関心のあるアカウントを是非フォローしてみてください。

 ちなみにアーティストもどんどんTwitterに参加していますが、まとめが追いつきませんのでまた次の機会に。
(KS)
 

 10月17日から始まる「ライオネル・ファイニンガー展」のポスターが街に貼り出されています。すでにご覧になった方もいらっしゃるでしょうか?
 よーく見ると右下にQRコードがついています。携帯で「ぱしゃっ」とやれば、モバイル版の愛知県美術館サイトに飛ぶことができます。すごい!(といいつつ私の携帯電話はQRコード読めない機種だということに気付きました…)。

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▲こういうやつです。


 インターネットの分野ではどんどん新しい試みがなされていますが、美術館がそういう技術をうまく活用している例は、まだまだ少ないのが現状です。ブログもQRコードも既に新しいとは言いがたいですし、もっともっと面白いことができそうだな、やれることはどんどん模索していかなければならないな、と実感しています。

 8月に行ったパフォーマンスのイベントでは、Ustream.tvTwitterいうサイトを使って、映像と位置情報を全世界同時配信するという実験をこっそりやっていたのですが、そのような試みを大々的にお知らせするにはもう少し時間がかかりそうです。

QR.jpg

あ、QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。
(KS)
 

 公式サイトの方ではなかなかお伝えしにくい学芸員の日常や、展覧会の準備などの裏方のお仕事をピックアップしていく予定です。乞うご期待!

 早速ですが、いま開催中の展覧会をご紹介します。

1.JPGのサムネール画像

 まず「タイムスケープ―もうひとつの時間―」。
当館のコレクションを中心に、これまでなかなかお見せする機会のなかった現代美術作品に加え、茶陶や考古遺物、書など幅広い展示となっています。小学生からご年配の方まで楽しめる内容になっていますので、夏休みは終わってしまいましたが是非足を運んでみてください。

2.JPGのサムネール画像

 もう一つは「片岡球子展」。
歴史上の名だたる人物たちを描いた《面構》シリーズの迫力を存分に味わえる貴重な機会です。
愛知県立芸術大学との共催で、芸術資料館にも多数展示されていますので、そちらも必見です!(詳しい情報はこちら→愛知県立芸術大学特別企画 片岡球子を偲ぶ展

(KS)